記事を検索

2016年8月14日日曜日

神戸栄光教会「平和聖日講演会」:憲法と日本の安全保障


日本基督(キリスト)教団は、侵略戦争を支持・是認したことを反省した「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」(一九六七年三月発表)にもとづき平和への取り組みを行っていますが、八月は原爆投下の日直近の第一日曜日を「平和聖日」と定め、平和を祈っています。今年は八月七日、「二〇一六年平和聖日講演会」を開催、講師に元外交官の孫崎享氏を招きました。

「憲法と日本の安全保障――平和的手段で日本の安全は守れる」と題して講演した孫崎氏は、冒頭、野坂昭如氏や天皇までもがいまの状況に危機感を表明する社会情勢に言及しました。

圧倒的な憲法学者、歴代の内閣法制局長官、裁判官なども違憲だとのべた集団的自衛権行使を可能にする安保法制の成立を批判。法成立によって日本がテロの標的になっていることも指摘しました。

中国の経済的軍事的台頭に対する危機感をあおり、日本に集団的自衛権の行使を望んだのがアメリカだとし、アメリカ中心の外交から、近隣アジア諸国、国際社会と連携した外交を進めることが大切だと述べました。

(2016年8月14日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次