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2016年8月14日日曜日

観感楽学

地元の網の目平和行進に参加しました。三十二回を数える地元での行進。営々とした草の根での運動、被爆者の訴えが世界を動かしていることを実感します。七十一回目のヒロシマ・ナガサキの日を目前に世界に目を向けると、国連で核兵器廃絶の条約化にむけた議論がはじまり、核兵器をなくすことが現実の課題となってきました▼かたや唯一の被爆国である日本の政治の舞台はどうなっているのでしょうか。第三次安倍再改造内閣の会見で、首相は、明文改憲について「自分の任期中に果たしていきたいと考えるのは当然」と言い放ちました▼そのもとで、ウルトラ改憲タカ派で知られる稲田朋美氏が防衛大臣に。稲田氏は、改憲派・靖国派として数々の暴言を吐き続けてきた人物ですが、核兵器問題でも「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」(「正論」二〇一一年三月号)とまで言ってきました▼また、この安倍政権と軌を一にし、改憲を後押しするおおさか維新の会参院選候補者だった人物は、原爆ドームの前で迷彩服姿にタスキをかけて、日本を核保有国にと叫んでいます▼平和行進では、十代のコールが響き渡りました。「ヒロシマ、ナガサキ、思い出そうよ」「核兵器は絶対いらない」「うちらのくらしと権利をまもれ」「平和が一番!」―世界からも、国民世論からも孤立する安倍内閣やおおさか維新には未来はありません。暑い夏ですが、熱く平和の声をあげていきたい。 (あ)

(2016年8月14日付「兵庫民報」掲載)

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