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2016年8月28日日曜日

原発賛否両論をきく:非核の政府を求める兵庫の会

非核の政府を求める兵庫の会は八月二十日、神戸市内で市民学習会「徹底討論!第二弾 どうする原発、日本のエネルギー」を神戸市内で開催しました。

討論する吉井氏(左)と澤田氏(右)

原発賛成の立場から東京工業大学原子炉工学研究所エネルギー工学部門助教の澤田哲生さん、原発反対の立場から元党衆院議員の吉井英勝さんが、原発の安全性や原発にかわるエネルギーの可能性などについて参加者とともに討論・意見交換しました。最初に二人からそれぞれ問題提起し、会場からも原発推進の動機、安全性、再生可能エネルギーの可能性、メディアなどから必要な情報が発信されていない、など様々な角度から質問が出され、二人がそれぞれの立場から答えました。

討論、質疑をうけ両氏は――

「人間は太陽の核融合の恩恵は、太陽が存在する限り受け続けることができるが、人工的な核分裂、核融合の恩恵を受け続けるのは今の技術では困難。将来の科学の水準について今の時点で決めつけることはできないが、今の時点では多くのことが未解明。原子力について研究はしても進めるような段階ではない」(吉井氏)。

「今日はこういう場を設けてもらいありがたかった。原子力を研究・開発を推進する立場の人たちから論客として恐れられている吉井さんと同席・対論させてもらったのは名誉なこと。原発をどうするかというのは結局のところは国民の選択にゆだねられると思うが、研究者としては、そのメリット、デメリットを誠実に伝えないといけないと考えている。有意義な場だった」(澤田氏)と感想を述べました。

参加者からは「初めてこういう場に参加した。こんなことを勉強したいと思っていた」「一人ひとりが傍観者でなく、自ら動くことが必要。正しい情報を得るためにもメディアに積極的に働き掛けるのが大事」などの声が出されました。

(2016年8月28日付「兵庫民報」掲載)

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