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2016年8月21日日曜日

ヒロシマデー集会に参加して:原水爆禁止世界大会

岩国基地米国いいなりを見た

河盛えい子(姫路市在住)

今日も暑い。あの日、街は人々は原爆という兵器があるのを知らない。それが一瞬で思い知った。放射線と熱風と爆風と黒い雨と、建物からもでる放射線で壊れてしまった。影まで燃え尽きた人。身も心もめちゃくちゃにされ、家族を失った人。やっとの思いで生き延びてきた人は被爆者という人生を歩まねばならなかった。

なんでこんなことが許されてしまったのか。戦争は絶対許してはならない。僅か百年前の科学の発見からそれを使う者によってこの奇跡の星を人類が壊していいのか。

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そしてアメリカが行っていることは、かつての日本が他国を植民地化しようと侵略したことと同じで、防衛の名の下、沖縄をはじめとする基地の利用を許してきた歴代の日本政府も共犯だ。平和で友好対等平等の関係こそをと実感した。

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岩国基地見学の分科会に参加する機会を得ることができた。

基地は遠くからしか見えないので、音もしないし、実感はなかったけれど、一九九八年まで爆撃機に核兵器をつけるための装置を製造していた倉庫があったり、現在も滑走路を海に拡張したり、海と陸地を大いに利用できる米軍にとって役割高い基地であることがわかった。日本が不沈空母とされている実態は、まだある。

岩国では今、愛宕山のグリーンをはがし、コンクリートで固め、米軍の宿舎やスポーツ広場を建設し、現存のごみ焼却炉はこんな所にはいらないと移転する予定らしい。山へ渡す五十㍍の橋を八億円で建設。戦車も通せる頑丈なものでみんな思いやり予算らしい。

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国は米軍に言われるまま、やりたい放題なのだけれど、地域自治会では反対運動が立ち上がり、家々にのぼりがたっていた。「狭い日本の国を取らんでー!」「山削らんでー!」「環境壊さんでー!」「低空飛行許さーん!」の声が聞こえてきた気がした。

(2016年8月21日付「兵庫民報」掲載)

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