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熊本地震から4か月:医療関係者ら報告


兵庫県保険医協会は六日、神戸市内で「熊本地震から四か月、被災地の医療─―生活の課題」をテーマにした「日常診療経験交流会プレ企画」を開き、熊本の医療関係者らが地震直後の体験と被害の実態、現在の課題などを報告しました。

熊本市東区の医師の本庄弘次さんは、地震直後の病院の被害状況と診療継続のための苦労などを紹介。災害時の医療機関の役割について「医療は公共財産」とのべ、被災後も動ける体制の充実などを強調しました。

菊陽病院の歯科医師の山口彩子さん、南阿蘇村の歯科衛生士の村本奈穂さんは、それぞれ地震発生から無我夢中でとりくんできた被災者支援活動を紹介。被災地での歯ブラシの効果、口腔ケアの重要性を指摘しました。

スリランカ出身で熊本の大学教員のディヌーシャ・ランブクピティアさんは、熊本に転居直後に地震に遭遇し、外国人だからこその孤立感、不安を強く感じたこと、心のケアのために声を掛け合うこと、言葉の重要性を強調しました。

福岡県歯科保険医協会副会長の杉山正隆さん、神戸常磐大学短期大学部教授の足立了平さんも、災害時の肺炎などの予防のための口腔ケアの重要性を指摘しました。参加者からは、福祉避難所の改善・拡充を指摘する発言もありました。


(2016年8月14日付「兵庫民報」掲載)