記事を検索

2016年7月6日水曜日

ナチスより怖いアベ改憲:9条の会.ひがしなだ「国家緊急権」学習会


9条の会.ひがしなだ(小山乃里子共同代表)は七月三日、東灘区民センターで「国家緊急権」学習会を開催しました。

災害対策のプロといわれる永井幸寿弁護士(日弁連災害復興支援委員会前委員長)と明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)の杉野直子さんが、掛け合いで講演するユニークな企画で、題して「憲法に緊急事態条項は必要か」。

杉野弁護士の「改憲勢力が三分の二以上の議席を得れば改憲発議へという情勢ですが」という問いかけに、永井弁護士は「九条改憲を思うにまかせない安倍首相は、まず解釈改憲を先行させ、次いで災害対策などを理由に緊急事態条項を創設して改憲に慣れさせ、九条の明文改憲へ、という三段階方式を取っている」と指摘。

その緊急事態条項は「国家緊急権とも言われ、国民の生命、財産、人権を守るためではなく、三権分立を停止して独裁への道を開く」と、その危険な本質を強調しました。

これを悪用して独裁体制を築いたナチスドイツや、日本の軍部独裁への警戒から、「日本国憲法にはあえて設けず、平常時から厳重な用件で法律の整備が肝要」「戦争と国家緊急権はワンセットで、九条をもつ日本国憲法に緊急事態条項が無いのは当然」と喝破。

「いったん制定されたら、元には戻らない」として、「改憲を許さないたたかい」と「ナチスより怖いアベ改憲の危険性」が強調されました。

参加者からは「日本を独裁国家にする怖さを実感」「改憲は絶対阻止したい」などの感想が出されました。

閉会あいさつで深草徹共同代表・弁護士は、「緊急事態条項のキーワードは、立憲主義の破壊。安倍政権は戦前の軍部独裁に向かおうとしている」として、野党共闘を基礎に、早期の安倍政権打倒を呼びかけました。

(2016年7月10日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次