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2016年6月19日日曜日

灘区九条の会が「ピアノと講演の夕べ」

「緊急事態条項」の怖さ学ぶ


講演する深草弁護士

灘区九条の会(北後明彦代表)は十一日、六甲道勤労市民センターで、「ピアノと講演の夕べ」を開催しました。

地元のピアニスト・伊藤有美さんの演奏に続いて、深草徹弁護士が「緊急事態条項と憲法九条・立憲主義」と題して講演しました。

緊急事態条項の創設を〝お試し改憲〟の目玉にして独裁への道を開く安倍政権に対して、「危険・有害・不必要」と断じ、参院選を前に「ナチス・ヒトラーは民主的なワイマール憲法の緊急事態条項を悪用して、独裁体制を確立した」「広く、早く国民に知らせて、阻止しなくてはならない」と訴えました。

自民党改憲草案は①緊急事態の認定・宣言を内閣に委ね、国会は事後審査だけ②継続期間百日は何回でも延長でき、長期化が可能③対象事項に限定がなく、内閣独裁を招く④人権侵害の歯止めはない―と批判。また、「憲法に緊急事態条項がないのは欠陥ではなく、危険な弊害を防ぐため、あらかじめ拒否したもの」と指摘しました。

また、日弁連のアンケートでは、被災自治体の八割が国ではなく、現地主導を望み、緊急事態条項はむしろ有害で、法整備の拡充と日頃の訓練の重要性を強調しました。

参加者は「緊急事態条項は、憲法に自爆装置を組み込むようなもの」として、「憲法を守る政治を実現するために奮闘を」と、互いの決意を固め合いました。

(2016年6月19日付「兵庫民報」掲載)

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