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2016年5月15日日曜日

モトコー存続求め、守る会結成

JRが突然の借地契約打ち切り通知


結成総会

四月二十八日、モトコー商店街の商店主らが集まり、「モトコーを守る会」が結成されました。

元町高架通商店街・通称モトコーはJR元町駅から神戸駅近くまでの長さ一・一キロにわたり高架下につながる二百四十二店舗の商店で、一丁目から七丁目まで七つの商店街があります。

歴史は終戦直後の闇市から始まり、商店街として形成されてきました。一九六五年に、当初からかかわってきた神戸市が当時の国鉄と交渉し、商店街の存続を求めてきた結果、七三年に国鉄が譲歩する形で振興組合・神戸市・国鉄という三者の借地契約が成立した(浜側)という経過があります。

モトコー商店街は高架下の通路を挟んで浜側、山側の両側に立ち並び、神戸元町の名所のひとつとなっています。昭和のレトロ感もあり、新しい若者の街でもあり、神戸市も商店街振興策として空き店舗対策としてチャレンジショップなどで応援してきています。

ところが、今年になって突然、JR西日本が耐震補強工事を理由に契約期間満了の日をもって借地契約を更新しないと振興組合に通知してきました。山側は二〇一七年三月末日、浜側は一八年三月末日という性急さで、全体での説明会はせず個別に行うとして、まずは個別契約の山側の地権者を戸別訪問していますが、テナント(借家)への説明は一切ありません。

商店街振興組合員だけでなく全体の利害関係者に公式な説明会を開き、民主的な手続きを踏んでほしいという当然の声が高まり、神戸親和民商が中心となって葺合民商、兵庫民商の会員や会員以外の借地人、テナント(借家人)などが集まり、「モトコーを守る会」が結成されたものです。

日本共産党神戸市議団も事態を重視し、聞き取り調査をするなどして予算議会の産業振興局、建設局などの審査の中で、また一般質問で市長に対して神戸市の姿勢をただしてきました。

堀内照文衆議院議員にも対応してもらい、四月二十八日午前中に兵商連事務所でJR担当者と商店主などの話し合いを持つことができました。JR西日本の担当者とのやり取りの中で、参加者からは「戸別訪問の時の話が違う、立ち退きせざるを得ないようないわれ方だった」「金額を提示して、ただ出てくれといわれた」などJR西日本の側の不誠実な態度が明らかになりました。

午後からは、元町まちづくり会館で準備会を開き、高架下商店街の一丁目(一番街)から七丁目(七番街)まで全ての商店街から参加者が集まり、代表に西川眼鏡さん(七番街)を選んで「守る会」が結成されました。「守る会」は神戸市、JR両者に説明会の開催と商店街の存続を求めて署名活動などを取り組んでいくことを決めました。

日本共産党神戸市議団もチームを組んで対応していくことを議員団会議で確認しています。
(林まさひと=神戸市議)

(2016年5月15日付「兵庫民報」掲載)

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