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2016年5月1日日曜日

市民にあたたかい神戸市政を〈14〉:三宮巨大バスターミナル

巨大な中・長距離バスターミナルは必要か?(下)


日本共産党神戸市議 森本 真

新宿、天神と比べても遜色ない現況


現在三宮の中・長距離バス乗り場は、ミント神戸一階、空港リムジン(交通センタービル南西)、神姫バス(三宮駅東高架下)、夜行バス(三宮高架下商店街)、三宮東(そごうの東側)の五カ所です。

ミント神戸バスターミナルの案内板

一日約千三百五十便(ホテルバス含む)のうちミント神戸に七百八十便(約六〇%)が集中しています。ミント神戸には乗降場が十一バースありますが、高速バスには一バースのみ使用で、おりばが三バース、路線バス・ホテルバスに四、五バースも使っています。

ミント神戸:780便、11バース(のりば8+おりば3)
バスタ新宿:1625便、15バース(のりば1+おりば3)
西鉄天神高速バスターミナル:1600便、9バース(のりば6+おりば3)

最近テレビや新聞で紹介された四月四日オープンの東京・新宿の「バスタ新宿」は、新宿駅西口の十九の高速バスのりばを集約したもので、一日千六百二十五便、百十八社が乗り入れる日本一の高速バスターミナルです。ここのバスのりばは十二バース、おりば三バースの合計十五バースで日本一です。

その次に大きいのが、福岡・天神の「西鉄天神高速バスターミナル」で、一日千六百便で、のりば六バース、おりば三バースの九バースしかありません。

ミント神戸は、阪神・淡路大震災で倒壊した神戸新聞の社屋を、都市再生緊急整備事業に指定し、容積率を八百%から二倍の千六百%に緩和(二倍の建物ができる)して、神戸新聞社が約百億円をかけて建設しました。一階のバスターミナルを神戸市が公共施設として十五億円で買い取り、区分所有しています。

十一バースもあれば、千三百五十便のバスの集約は、ミント神戸で十分ではないでしょうか。

ミント神戸(左):国道2号線への出入り
三宮の再整備の論議の中で、バス事業者からでているのは、サイン(案内)とミント神戸のバスの出入りの使いにくさです。ここさえ改善すれば、中・長距離バスがミント神戸に集約できるはずです。

国施策や民間事業者の取り組みに便乗


久元市長をはじめ神戸市はなぜ、中央区役所や勤労会館をつぶそうとしているのでしょうか。それは、都市再生緊急整備事業(国の施策)の中身に起因しています。民間の都市再生事業者が行う、公共施設の整備を伴う事業において、既存の用途規制や容積率制限、高さ制限、日影規制が適用除外となります。

ここで、民間事業者に、「神戸市の勤労会館などの土地も含めて、大きなビルを創ってください。その一階は公共施設のバスターミナルにします。容積率が二倍のビルが建てられます。建物が完成したら、バスターミナルを買い取ります。また、中央区役所や勤労会館なども建物に入れてくれれば、それ相応な買い取りや賃料を払います」ということなのです。

それが久元市長のいう、国や民間事業者による取り組みの機運を逃さずプロジェクトを進めるということなのです。


「森本真ブログ」でさらに詳しく解説しています。
http://shin-morimoto.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-d4a2.html

(2016年5月1日付「兵庫民報」掲載)

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