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2016年4月3日日曜日

沖縄の現状と歴史:見て・聞いて・考えた

学生たちがフィールドワーク



高校を卒業してまもないころ、父から誘いを受け、軽い気持ちでドキュメンタリー映画「標的の村」を見ました。沖縄のことを何も知らなかったため、基地問題の現実はとても衝撃的でした。以来、沖縄に関心を持つようになりました。

しかし、映画で見たような沖縄の現状を報道する記事やニュースが少ないことに気づきました。「実際に沖縄に訪れ、自分の目で確かめたい」と思いました。それが現地のフィールドワークにつながることになりました。

フィールドワークで古堅実吉さんからは「当時の日本軍の視点」から体験談を聞きました。また、沖縄へ向かう前には尼崎で企画した沖縄戦のききとりプロジェクトがあり、講師の中村さんからは「住民からの視点」で体験談を聞きました。二人から共通しているのは「軍隊は住民を守ることができなかった」こと、当時、受けた心の傷は、いまも持ち続けていることです。とくに軍隊は、住民を守ることよりも逆に住民を追いつめ、多くの犠牲者が出ました。米軍が沖縄にあること、集団的自衛権の二つは、戦争の抑止力ではないことが、実体験した人から得た教訓です。また、古堅さんの話から、相互の信頼関係をつくることで平和につながる、これが真の抑止力だと思いました。

三月二十一日は、緊急抗議集会の座り込みに参加しました。ゲート前には多くの人が集まり、沖縄民謡の音楽が流れ、まるでお祭りのようでした。替え歌を歌ったり、おやじギャグでときに笑いがおこるなど、現地には沖縄県民のあたたかさがありました。

しかし、発言が始まると怒りの空気に一変しました。「これは日本とアメリカのたたかい、日本全土でたたかううべきだ」「本当の声、地元の声を届けて欲しい」と強く訴える姿を見て感動しました。それを聞いて、自分が帰ってすべきことを再認識しました。

最後に、民青のみなさん、カンパにご協力をしていただいた方々のおかげで自分の夢をすぐに実現できることができました。そして多くのことを学ぶことができました。心から感謝しています。(K)


(2016年4月3日付「兵庫民報」掲載)

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