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2016年4月3日日曜日

観感楽学

東京都の舛添知事が都幹部を同行した海外視察に四泊五日で五千万円を使ったとネットで報道され問題になっています。舛添知事は二十万円もするスイートルームに泊まり、「これくらいの部屋は必要だ」と開き直っています▼でもまあこれは東京の話、「神戸には関係ない」と思っていませんか?▼神戸では、震災後、自粛していた海外視察が数年前、多数決(日本共産党議員団は反対)で再開され、年間二千万円が予算化されました。費用は議員一人当たり約百万円、与党議員たちはさっそくこの予算を使って、神戸に医療ツーリズムをと、ドバイ、ムンバイを訪問しました▼そして、彼らの報告を受けて、市当局がポーアイ二期に医療産業都市の目玉として建設した病院がKIFMEC(神戸国際フロンティアメディカルセンター)でした。ところが、この病院で、医師会等の反対を押し切って実施した「生体肝移植」によって、患者が相次いで亡くなり社会問題になりました▼ところで、海外視察した議員が提出した「報告書」を調べてみると、大半が、レポート用紙1枚程度。中にはわずか十行足らずのひどいものも。市民はもっと怒りの声をあげるべきです。(D)

(2016年4月3日付「兵庫民報」掲載)

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