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2016年3月20日日曜日

ジェンダー平等へ国際女性デー:戦争法廃止、立憲主義回復も掲げ

兵庫県集会:新しい政府へ力合わせよう


沖縄支援の訴え

二〇一六年3・8国際女性デー兵庫県集会が三月八日、神戸市勤労会館で開かれ、百人が参加しました。講演テーマの「勇気、元気、つながろう!」を体現するような集会となりました。

開会の挨拶に立った実行委員長の岸本友代新婦人兵庫県本部会長は、世論と運動で、戦争法を廃止し、新しい政府をつくる展望を開くために女性の力を合わせようと訴えました。

「歌に想いをよせて」をテーマにオペラ歌手の森さやかさんが、白石仁美さんのピアノに乗せてオペラ曲や日本の歌を披露。東日本大震災への復興を願って、「花は咲く」を参加者と一緒に歌いました。

明日の自由を守る若手弁護士の会兵庫支部の中心となって活躍中の吉江仁子弁護士が、「勇気、元気、つながろう――立憲主義を取り戻し、ひとりひとりの夢 輝く未来を――」と題して記念講演を行いました。

吉江弁護士の講演

憲法紙芝居から、憲法とは何か、立憲主義とは何かを身近な例から考えた後、平和安全法制=戦争法について、何が問題で、なぜ違憲と言われているのかを学びました。また、自民党の改憲草案が、平和の問題だけでなく、家族を社会の基礎単位とするように変更しようとしているなどの危険な内容も学びました。国民主権、立憲主義、民主主義を実現する方向を示し、「伝えなければ伝わらない」として、参加者に行動することを呼びかけました。

運動交流では、JALの客室乗務員正規化の報告と裁判支援の訴え、二千万署名運動への参加の呼びかけと取り組みの報告、宜野湾市長選支援の報告と沖縄新基地建設反対の運動の様子と支援の訴えがありました。

初めての参加者からは「しっかりと考えて選挙に行きます」「楽しいお話、そして大切なお話でした」「私たちの地域でも紙芝居をしてもらいたい」などの感想が寄せられました。
(中村治子=実行委員会事務局・母親大会連絡会)


西宮集会:人間として平等に生きること


第四十二回国際女性デー西宮集会が三月八日、西宮市役所東館ホールで開かれ、七十四人が参加しました。

市内の小学校一年生の「春を呼ぶ黄色い花」の作品をバックに、オープニングは「さくらんぼ合唱団」と「女声コーラスこぶし」のリードでみんなで楽しく歌いました。

大阪市立大学名誉教授の柴田悦子さんが「女性が輝く社会とは?―ジェンダー平等への道を考える―」と題して記念講演をしました。

柴田さんの講演

柴田さんは――安倍首相が「すべての女性が輝く社会」をスローガンにかかげているが、狙いはどういうことか、アベノミクスでは女性は輝かない。私たちが考える(外面も内面も)「女性が輝く」とは男女の差別なく人間として平等に生きること。「女性」を理由に差別がある限り女性は輝けない――と述べました。

さらに、今、女性をとりまく状況として「夫婦別姓最高裁判決」は間接差別であり、ジェンダーギャップ百四十五カ国中百一位となっている現実や、今年二月、国連女性差別撤廃委員会が、日本政府の女性差別撤廃へのとりくみに対し「努力欠如」「直ちに是正を」と批判している実情を鋭く指摘し、「私たちは外面からも内面からも輝く要求と努力を。そして、くらし、権利、真の平等をつくっていく粘り強い取り組みを」と訴えました。

ご高齢の柴田さんが長時間立ったまま、すずやかなお声で明快にお話しされていることこそが「輝いてる」そのものだと、参加者は感銘を受け、励まされました。
(渡辺玲子=西宮母親大会連絡会)

(2016年3月20日付「兵庫民報」掲載)

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