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2016年3月6日日曜日

第14回阪神北「小林多喜二祭」:近代文学の受難者たちから学ぶ


第十四回阪神北「小林多喜二祭」が二月二十一日、いたみホールで行われました。昨年、安倍政権が憲法違反の戦争法を強行採決し、日本を戦後から戦前に戻そうとするなか、弾圧をおそれずに反戦平和をつらぬき、特高警察に検挙・拷問死した先輩・小林多喜二をしのび・学び・意思を引き継ごうと九十名が参加しました。

三重大学名誉教授の平野喜一郎氏が、「近代日本と文学者の受難」をテーマに講演。「三人のT」として、北村透谷、石川啄木、小林多喜二の三人の文学者を、時代背景やそれぞれが残した作品を踏まえて紹介しました。

多喜二の作品では、自我と個性が大事にされる時代を強く望んでおり、個人を大事にする現憲法には、そうした思いが含まれており守っていかなければならないとの思いを参加者に抱かせました。

講演のあとは、エンキ(閻杰)さんの中国琵琶演奏による多彩な演奏に、会場に集まったみんなで盛り上がりました。
(吉岡健次)

(2016年3月6日付「兵庫民報」掲載)

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