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2016年2月28日日曜日

電力自由化Q&A:わが家はどうなるの?[3]

Q、新電力って沢山あるらしいけど、どこを選べばいいの?

電力兵庫の会 速水二郎


Q 全国にある新電力はどれくらいあるの?

A 資源エネルギー庁への登録は二〇一六年一月末現在百三十社となっています。

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Q 新電力はどのようにして電力を調達しているのですか?

A 自社で火力、太陽光などの発電所を所有し発電する新電力もあれば、他の電力会社や日本卸電力取引所などで電力を購入するケースもあります。新電力の電力提供は全国エリアと考えて差し支えありません。ただし、新電力によってどこで販売するかは異なりますので、契約前に確認しておく必要があります。

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Q 新電力の電力が枯渇したり、倒産した場合の対応は?

A 何らかの理由で新電力の発電所から電力供給ができなくなった場合は、自動的にその地域を供給区域とする電力会社から電気が供給され、電気が止まることなく新電力の契約料金で継続して電力供給が得られます。

また、新電力が倒産などで事業が継続できなくなった際には、電力会社には「最終保障約款」に基づき需要家に電気を供給する義務があるため、電力会社から電気の供給を受けることができます。

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Q 停電などトラブルが起こったとき電力会社と新電力のどちらが行うのですか?

A 新電力へ切り替えた場合でも、今までと同じ電力会社の送電網により電気が届けられますので、停電などの原因によって異なりますが、電力会社が復旧にあたります。二〇二〇年四月以降も地域送配電会社が責任を持って対処します。

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Q 新電力には「燃料費調整額」や「再生可能エネルギー発電促進賦課金」はないのですか?

A 燃料費調整額については、電力会社との契約と同様の負担を求める価格プランとなっているケースが多いようです。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気を使うすべての方が負担することが国の政策によって決められていますので、新電力から電気の供給を受ける場合も同様に負担することとなります。

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Q 新電力の受け付けはいつから始まるのですか? 許容量が満杯になると断られるのですか?

A 既にはじまっています。新電力にもよりますが日本全体で見ると地方でかなり片寄りもあるようです。事業として始めたがまだ既存の電力会社と送電線と繋がっていない会社もあります。

許容量ということはあまり考える必要はないと思います。急ぐ必要はありません。じっくり比較・検討・調査し、決めれば良いのです。(終わり)



学習会:原発再稼働のいま、電力自由化を考える/3月2日(水)18時30分/高教組会館大会議室/定員70人・要事前申込/参加費500円(資料代)/原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会、ひょうごECOクラブ:☎078‐335‐3770(兵庫労連)

(2016年2月28日付「兵庫民報」掲載)

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