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2016年2月28日日曜日

尼崎アスベスト訴訟(労災型)控訴審が結審

大阪高裁判決は5月26日


報告集会

神戸港からクボタにアスベストを運搬して肺がんで死亡した山本隆彦さん(享年六十三歳)と、溶接作業で耐熱手袋などから飛散したアスベストを吸い込んで肺がんで死亡した藤原信之さん(享年五十六歳)の遺族が、規制を怠った国とクボタの責任を問う労災型の尼崎アスベスト訴訟の控訴審第三回弁論が二月十五日、大阪高裁で行われました。当日は、雨まじりの冷たい風が吹き荒れる寒い天候でしたが、九十人が傍聴し、原告を激励しました。

原告弁護団は、労働者の生命よりも産業活動を優先した神戸地裁判決をあらためて批判し、一月二十二日の大阪建設アスベスト訴訟大阪地裁判決、同二十九日の京都建設アスベスト訴訟京都地裁判決は、双方とも国の責任を認め、京都では建材メーカーの責任も認めていることにふれ、「控訴審では、利益を求めてコスト削減を優先したため、そのしわ寄せが労働者の命に及んだ事実を真摯に受け止め、経済活動を優先させるのか、人命・健康を優先させるのかという価値判断を伴う重要な事件であることを認識の上、公正な判断を」と、訴えました。

この日で結審となり、判決は五月二十六日の午後一時二十分に言い渡されることが決まりました。
(粕川實則=アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会事務局長)

(2016年2月28日付「兵庫民報」掲載)

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