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2016年2月21日日曜日

小林節氏が神戸で講演:9条の会・兵庫県医師の会市民講演会

「改憲論者も含め安倍政権打倒でまとまろう」



九条の会・兵庫県医師の会は二月十四日、神戸市内で市民講演会を開催し、憲法学者の小林節慶応義塾大学名誉教授が講演。会場には、二百人以上がつめかけました。

小林氏は、安保法制の審議をめぐって、「憲法九条で禁止されている海外派兵をするという法律で、明確に九条違反」「議会制民主主義も否定し、王政的な運用になっている。安倍総理がやりたいというものを、国会でかみ合った議論もしないでおしとおす。安倍総理が演説を終えると議場で拍手が沸き起こる。まさに北朝鮮のような独裁」と批判しました。緊急事態条項についても、危険性を指摘しました。

そのうえで中東の問題に触れながら、「日本は、中東にとって一番、行儀のいいお金持ちで感じのいい人。それを自ら好んでアメリカの二軍になって参戦したら、今度は東京や大阪が標的になる」と語りました。

また「私は自衛隊合憲論者です。専守防衛のために、自衛隊があることで、相手に踏み込ませない。主権国家として、このことは大事だと思っています。だけど、軍隊を整えて海外にでるというのは、間違っている」と述べました。「私は、改憲論者だけど、改憲論者であっても、いまの安倍政権はおかしい。いまは改憲論者も含めて安倍打倒でまとまることが必要」と語りました。

小林氏は、この安倍政権打倒のためには、野党がまとまることを改めて強調。「『野党がまとまろうというのは、うちが初めて言いたかった』という民主党の人がいたが、じゃあ、早く言えばよかったじゃないか。共産党がきらいだと言っている場合ではない。先の総選挙で自民党は四三%の得票、野党は四八%で負けた。野党がまとまれば、選挙に行かなかった層も行くようになり野党は勝てる。そのために、私も力を尽くしたい」と語りました。


(2016年2月21日付「兵庫民報」掲載)

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