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2016年2月14日日曜日

第2回兵庫の地域医療を考える交流会

県下各地ですすむ地域医療の後退



兵庫県社会保障推進協議会地域医療部会・兵庫の地域医療守る会は二月七日、県民会館で第二回兵庫の地域医療を考える交流集会を開催しました。

日本共産党神戸市会議員団の松本のり子団長が、神戸医療産業都市構想が総投資額二千億円にもなる巨大な官営事業になっていることや神戸中央市民病院や県立こども病院が構想の付属物になり、産業化と営利化が医療を歪めている実態を報告しました。

兵庫保険医協会の武村義人副理事長は、二〇一六年度政府予算で一千七百億円規模の医療費抑制が計画され、そのもとで診療報酬マイナス改定が行われようとしていることや、公的医療費抑制を目的とした病床再編が公立病院を焦点としていることなど報告しました。

地域医療部会代表の今西(筆者)から県内の公立病院の統合や再編の動向について、事務局の高山氏から国保の都道府県単位化の動向について情報提供しました。

参加者からは、但馬での朝来梁瀬医療センターと朝来和田山医療センターの統合の動きと介護要支援の新総合事業化の現状、姫路での県立循環器病院と広畑記念病院の統合の動きと立地場所選定の経過、加古川での新病院オープンの動向と二つの市民病院跡地への病院誘致について、尼崎の新県立病院での夜間救急対応の問題点、芦屋での国保改善の取り組みなどの発言で交流しました。また、後期高齢医療の保険料引き上げの動向の紹介もありました。

会場から地域医療を後退させ住民が苦しめられているが、その根源となっている政治を変えるための取り組みが必要だとの提案があり、次回は五月に国保都道府県単位化へむけた取り組みと合わせて、改憲と医療福祉改悪を許さないために参議院選挙で政治を変える意思統一の場にすることを確認しました。
(今西清=県社保協地域医療部会代表)

(2016年2月14日付「兵庫民報」掲載)

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