「思想の自由、表現の自由を侵害」「理由明らかにせよ」
――実行委員会が追及
西播労連を中心とする実行委員会が地域11の文化団体・個人の日頃の活動の交流・発表の場として「駅前文化祭」を7月24日、JR姫路駅北にぎわい広場ステージで開催しましたが、プログラムの途中で姫路市が同ステージの使用許可を取り消し、中止をよぎなくされました。
取り消し理由を問いただす実行委員会に対し、市は当初、「公序良俗に反する場合」をあげていましたが、抗議する観客に対しては、「取り消しは『公序良俗』に反していたからではない」など言を左右し、取り消しの理由を最後まで明らかにしませんでした。
実行委員会は今後、市に対し処分理由を明らかにすることを求めるとともに、この処分が思想の自由、表現の自由を侵害する憲法違反であり、取り消しを求めるとしています。
出田馨西播労連事務局長の談話
この姫路市の姿勢は安倍内閣の下で進められている戦争法の制定をはじめとする憲法無視の政治の先取りとして行われているものです。
「暴走政治ストップ!アベやめろ!」の声を西播の地域でもさらに大きくすることで安倍内閣を退陣させ、姫路市を追い詰めていきます。
8月6日午後6時からの暴走政治ストップの共同行動、15日午後2時からの沖縄新基地建設反対の行動、そして29日午後4時には兵庫県弁護士会姫路支部主催の戦争法反対の行動が取り組まれます。
これらの取り組みを1つ1つ必ず成功させましょう。
(2015年8月2日付「兵庫民報」掲載)
