国会活動への要望次つぎ
日本共産党兵庫県委員会と堀内照文衆議院議員事務所は1月22日、兵庫県民会館に県内の諸団体を招き、「要求懇談会」を開催。19団体から40人が参加しました。
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各団体からの要望に耳を傾ける堀内衆院議員(中央奥) |
県行政書士会会長、同政治連盟幹事長がそろって出席し、環境関係の認証制度を中小企業も利用しやすいようにすることなどを要望。他団体の発言にも耳を傾け、最後まで参加しました。
また、こういう催しには初めての参加だという聖トマス大学元教員は、学生減で経営危機に陥った同大学が米国の投資会社から資金を導入して再建を目指したものの、認可申請を文科省に却下され、昨年4月、再度の申請を断念し、教員を解雇したこと、教員が「不当解雇」としてたたかっている経緯を述べ、理解と支援を訴えました。
医労連からは、介護施設では〝この賃金では生活できない〟と男性も女性も「寿退社」―結婚を機に転職していくこと、「ボランティア」活用は万一の事故でボランティアも利用者も守れないこと、民間まかせの施策では採算性がとれず事業者が手を上げない、などの問題点が指摘されました。
保育所運動連絡会からは、「子ども・子育て新システム」導入で、いまだに保育料なども決まらないまま新年度を迎えようとしていること、ゼロ、1、2歳の子どもをもつ、就業していない親への支援がまったく抜け落ちていることなどの問題点や、貧困・虐待の広がりが語られ、「保育は消費税と切り離してほしい。消費税の動向で子どもの保育や教育が振り回されるのはおかしい」と訴えがありました。
労働法制改悪阻止、ブラック企業・ブラックバイト対策、賃上げ、最低賃金引き上げ・公契約条例などの要望が兵庫労連や民青同盟から出され、保険医協会や民医連からは入院患者の給食費値上げ、保険料値上げ、医師・看護婦不足などへの対策などの課題が、兵障協からは65歳となった障害者が介護保険優先となり介護の質や負担に大きな問題があることが語られました。
また、借り上げ住宅の継続入居、災害援護資金・災害復旧融資の返済免除などの要望、年金へのマクロスライド制導入反対などの要望など、2時間以上にわたり多種多様な要望・期待が次々と出されました。
堀内衆院議員は、「現場のみなさんの声が政治を動かす一番の力になります。お聞きしたことを国会へしっかり届けたい」と決意を述べました。
懇談会では金田峰生党国会議員団兵庫事務所長(参院兵庫選挙区予定候補)が司会を務め、県議団から、ねりき恵子団長、いそみ恵子県議、神戸市議団から森本真市議が同席。森しずか芦屋市議も参加しました。
1月20日には、兵庫県弁護士会会長が党兵庫県委員会を訪問。司法研修制度の改善などについての要請を金田峰生国会議員団兵庫事務所長が受けました。
(2015年2月1日付「兵庫民報」掲載)