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2015年12月20日日曜日

農協・農業改革とTPP:グリーンウェーブ学習会

講演する坂口氏

「農協・農業改革とTPP交渉の深層」をテーマに兵庫県グリーンウェーブ学習会が十二月十二日、神戸市内で行われました。

主催したのは、全農兵庫労組、みのり農協労組、兵庫労連、兵庫農民連、新婦人県本部、兵保連、兵庫食健連でつくる兵庫県グリーンウェーブ実行委員会。

講師の坂口正明全国食健連事務局長は、「農業・農協改革」の中味が問題であり、食料を金儲けの対象にしていいのかが問われていると指摘しました。

一九九六年の世界食糧サミットで飢餓人口を八億人から一五年には半減させる目標を決めたが実現しておらず、水も手に入らない人が多くいるなど深刻な状況であり、国連でも大規模化でなく家族的経営を土台に持続可能な農業を打ち出していることを紹介。

その上で、安倍政権の「農政改革」は自給率などでなく「大企業が活躍できる国」の考えで企業に儲ける分野を提供するものであり、「農協改革」もアメリカの要求を背景に協同組合を金儲けの対象にするもの、やり方も五十二本もの法律を一括して通す乱暴なものだと批判しました。

TPPについて政府は「重要品目守った」と言うが、すべての品目が関税撤廃へ協議を続けることが決まっており、この内容が明らかになればさらに反対の声は広がり、国会でも批准は容易ではなく、アメリカでも批准反対が多いことをあげ、「大筋合意」報道で意気消沈している場合ではない、TPP反対の声を広げながら、様々な分野での安倍政権への国民的反撃と一体に共同を広げようと訴えました

その後参加者からの疑問にも答え、農民連からはこの間の懇談や要請の報告もありました。参加者からは、「『TPP大筋合意』報道であきらめていたが、話を聞いてTPP反対の声をあげていきたい」との感想も出されました。

(Web版のみ)

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