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2015年12月13日日曜日

養父市議選不当捜査事件:不起訴勝利報告集会


二〇一二年、教え子に宛てた手紙を、養父市議選挙での公職選挙法違反容疑にあたるとして捜査を開始、以来、兵庫県警・養父署が元教諭三名に対して五十回以上も出頭要求の呼び出しを続けてきた問題は、三年目の時効を目前にした十月九日に神戸地検豊岡支部が不起訴を決定しました。

これを受けて国民救援会や支援する市民で結成した「養父警察の不当捜査をやめさせる市民の会」が十二月五日、養父市の八鹿公民館で不起訴勝利報告集会を開催し、地元・県下各地から百人以上が参加しました。

集会では日本共産党但馬地区委員会、国民救援会兵庫県本部、豊岡合同法律事務所から経過報告が行われ、当事者となった元教諭三氏の紹介と挨拶、支援に取り組んだ各界代表からの挨拶が続きました。また「市民の会」として「報告集」を発行することが紹介されました。

この中で日本共産党但馬地区委員会の村岡峰男委員長は、養父市議選で元教諭に公選法違反の疑いがかけられ、不当捜査により長期にわたる負担をかけることになったことをおわびするとともに、「不当逮捕を許さない」と二十四時間態勢で対策にあたった地元の方など支援者への感謝を述べました。

国民救援会兵庫県本部の濱嶋隆昌事務局次長は、今回のたたかいが、国連の自由権規約人権委員会が日本での公選法による干渉を「控えよ」と勧告したこと、弁護士会に人権救済を申し立てたことなど、選挙の自由を求める上で大きな意義のある運動となったことを紹介しました。

不起訴をかちとった三氏は四十年前の八鹿高校事件も振り返り、兵庫県警の異常な不当捜査への怒りと支援者へのお礼を述べました。

最後に、不起訴決定により三氏を不当逮捕から守り抜くという目的を果たしたことをもって「市民の会」の解散が宣言され、閉会しました。

(2015年12月13日付「兵庫民報」掲載)

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