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2015年12月6日日曜日

発言:杉野奈美江さん(安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫)

子どもたちのため、あきらめない



これまであまり政治に興味がなく、かろうじて投票に行っていたくらいでした。関心を向けないといけないなと思っていましたが、政治が身近に感じられなかったんです。

育休中、たまたま見ていたニュースで、京都のママの会がデモをしていると報道していたんです。それを見て、世間ではたいへんなことが起こっているのかもと思いました。その直後に友だちがフェイスブックで「安保関連法案に反対するママの会@兵庫」をたちあげているのを見て、とりあえず何が起こっているのか知りたいと思って会いに行きました。友だちから、集団的自衛権が行使できる法律をつくろうとしている、自衛隊が海外で戦争できるようにしようとしている危ない法律なんだと聞いて、自分の子どもや周りの子どもも戦争に巻き込まれるかもしれないと思って、これは危ないと感じました。

そして、その友だちのように、同じ立場のような人たちが運動しているということに惹かれて、「ママの会」の活動に加わらせてもらうことにしました。

私は広島よりの島根県の出身で、子どものときに祖母から戦争や原爆のこと、家の近くにも防空壕もあったんだということなども聞いて、戦争は怖いなと思っていました。中学時代の社会の先生は憲法の話をしてくれました。

安保関連法案は、私にとっても信じられないことでした。戦後七十年のこの時期に、なんでこんな法律をつくろうとしているのか。まさに憲法違反をしようとしている。大事だなと思っていた憲法九条を壊すなんて―と思いました。今の政治家の勝手な解釈で憲法九条をつぶされたら困ると。

ママたちとの普段の会話では、政治のことなどなかなか話になりません。だけど十月にこべっこランドでシール投票をして、同じようなママさんたちの意見を聞く機会がありました。子どもを抱っこしたママさんが、「ママの会に入りたい」「デモとかしないんですか」など、いろいろ反応してくれて、アプローチすれば、反応をかえしてくれるんだなと思いました。政治のことなどを考えるきっかけづくりは、自分たちでしないといけないなと思いました。

安保関連法は廃止してほしいです。自分の子どもだけじゃなく、他の子ども、世界中の子どもたちが争いで死んでほしくありません。今の自衛隊の人も、誰かの子ども。そんな人の犠牲も見たくありません。

与党にはこりごりしました。野党にはがんばってほしいです。堀内照文衆院議員との懇談では、勇気がもてました。マスコミの報道だけでは、野党の共闘も難しいのかなと思っていましたが、あきらめちゃだめだと希望ももてました。がんばりたいです。 (談)


(2015年12月6日付「兵庫民報」掲載)

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