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2015年12月20日日曜日

12・8のつどい:廠窖大虐殺事件現地調査踏まえ報告


太平洋戦争開戦から七十四年目にあたる十二月八日夕、兵庫の「語りつごう戦争」展実行委員会主催の「12・8のつどい」が妙法華院で開催され市民三十人が参加しました。

日中友好協会協会兵庫県連の上田雅美事務局長が、「太平洋戦争期最大の虐殺地・湖南省南県廠窖(しょうこう)を訪ねて」と題して、一九四三年五月に日本軍部隊が「江南殲滅(せんめつ)作戦」の第一期作戦(五月五日~十一日)で起こしたとされる中国湖南省南県の「廠しよう窖こう大虐殺事件」について講演しました。

上田氏は、二〇一四年十二月の訪中調査の内容を、地元テレビが放映した動画や被害者の自宅訪問、殺害現場、大量の遺骨が発掘された「千人坑」などの写真や被害者の証言内容などをスライドで示しながら一時間半にわたり報告しました。

また、日本軍の作戦目的や「戦果」「損害」についても防衛庁防衛研修所戦史室の記録資料をもとに地図を示しながら説明しました。

上田氏は、この事件の被害者数が三万人余りと南京事件に次ぐ多数であり、太平洋戦争期最大と言われているにも拘わらず日本ではほとんど知られていないことについて考えられる理由を四点あげ、今後さらなる真相究明の必要性を語りました。

さらに、日本の軍隊が一方的に侵略を拡大し続け、領土を占領し中国軍民への殺さつ戮りくや略奪の蛮行を重ねてきたことについて、「私たち国民が目をそらさず正面から向き合い加害の実相を追及することが中国国民との友好を進める上で避けて通れない大切な問題です」と強調しました。

(Web版のみ)

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