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2015年11月22日日曜日

『どうなる?産廃』上郡町で300人越える学習集会


上郡町梨ヶ原の産廃計画に反対する上郡・赤穂・備前の住民は、「どうなるの産廃?みんなで勉強しよう」と十一月十五日、上郡町生涯学習支援センターにおいて講演会を開催し、三百人を超える住民が参加しました。

講師には、産廃問題で先頭にたっている奈良県山添村議の奥谷和夫氏と岡山市議の河田正一氏を招きました。講演後、質問や発言が相次ぎ、「二十年、三十年先、子どもたちのためにも絶対つくらせてはならない」「対岸の話のように思っていた。全町民に輪を広げていかなければならない」など積極的な発言や、「千種川母の会」を結成して運動を広げているなどの報告に賛同の拍手が鳴りやみませんでした。

この産廃予定地は、岡山県との県境の上郡町梨ヶ原(地番は赤穂市西有年)に位置し、上郡町民・赤穂市民の飲み水や農地への水源となる千種川の上流です。

地元梨ヶ原の松本順一氏は「今回の計画は十四・六㌶だが、その周辺四・三倍の山林がすでに買い占められている」と報告し、会場から驚きの声があがりました。

事業者は国内屈指の産廃業者・大栄環境(株)(本社=大阪府和泉市)、管理型最終処分場面積十四・六㌶、埋め立て容量三百二万立方㍍、埋め立て期間二十年の計画です。

二〇一三年四月ごろから、県への事業申請を提出をしないまま、梨ヶ原自治会への接触を頻繁に行い、戸別訪問を繰り返し、同社工場の見学ツアーで協力者を募り、地域内の分断を画策してきました。翌一四年の役員改選で、産廃推進者が役員を占め、事業者説明会を受け入れる結果となっています。

住民有志は、同年七月「梨ヶ原産廃を考える会」(後に「反対する会」に改称)を結成、町長への嘆願書や反対署名等で運動を進めてきました。

集会の最後に会事務局の東雲紅風氏が「三百人を超える参加を得ることができ大成功だった。学習し、より広範な住民に知らせ、産廃処分場反対の運動を盛り上げていきたい」と述べ、参加者は拍手で確認しました。
(小林篤二=赤穂市議)

(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)

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