戦争法廃止の国民連合政府実現、比例8議席以上・大門勝利、兵庫選挙区・金田勝利
日本共産党の全国遊説演説会が但馬、丹波、淡路で開かれ、十四日は豊岡市じばさんセンターと丹波市立春日文化ホールで大門みきし参院議員(比例代表予定候補)と金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が、十五日は洲本市総合福祉会館で堀内照文衆院議員と金田氏が、「戦争法廃止の国民連合政府」の実現、参院選での党躍進を訴えました。
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市田忠義副委員長にかわって近畿で活動することになった大門参院議員は、京都出身で神戸大学にも通っていたこと、劇作家をめざして上京後、労働運動をへて参院議員十五年に至る経過を自己紹介しました。
大門参院議員は、祖父岸信介の政治を受け継ぐ安倍首相が、日本を戦争する国につくりかえることを自らの使命として、暴走政治をすすめていると述べ、その危険性を強調。同時に、戦争法の強行採決は、国民の世論と運動、日本共産党をはじめとした野党の国会論戦で安倍政権が追い詰められ、苦しくて、もうこれ以上、続けられないという状況に追いこめられた結果だったと指摘。国会前の若い人たちの自主的な立ち上がりや、地方選挙での自民党の苦戦などが官邸や自民党中枢にショックを与えたことなど豊富なエピソードにも触れて紹介しました。
戦争法への国民の批判を横にそらすために急きょ、安倍政権がもちだした「一億総活躍」「新三本の矢」が言葉だけのでたらめなものであることを暴露。結局、アベノミクスとは格差を広げる二極化政策であり、大もうけをしているのは、大企業と大金持ちだと指摘。消費税一〇%への増税にむけた「軽減税率」をめぐる自民、公明のごまかしを厳しく批判しました。
大門参院議員は、「国民連合政府」の実現を呼びかけるとともに、連合政府実現の国民的な経験によって、さらに新しい日本の政治の地平が開けてくると力説。そのためにも党の国会議席とともに、党そのものをもっと大きくすることが必要と述べ、「共産党に入っていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ入党していただき、歴史的なたたかいをごいっしょに」と呼びかけました。
金田予定候補は、比例八議席以上・大門勝利を呼びかけるとともに、「大門さんと一緒に私を国会で働かせてください」と訴え、声援と拍手につつまれました。金田予定候補は、立憲主義・平和主義・民主主義をとりもどす「国民連合政府」実現の意義を強調。戦争法廃止の二千万署名、沖縄辺野古、原発再稼働、TPPにも言及し、安倍暴走政治を包囲する一点共闘のたたかいの先頭にたって奮闘する決意を表明しました。
(2015年11月22日付「兵庫民報」掲載)
