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2015年10月25日日曜日

映画「望郷の鐘」神戸上映決まる!

―国家の大きな噓に再びだまされないために



国家が総力を挙げて作り上げた大きな噓は、いつの時代でも見破る事は容易ではない――

このナレーションで映画は始まります。安倍首相・自公政権が強行可決した「特定秘密保護法」や「戦争法」。しかし、現代を生きる私たちは同じ轍を踏むわけにはいきません。

「だました国、だまされた国民に対する怒りと、悲しみ。国がだまそうとしても、国民がだまされなきゃ戦争にならないの。平和ボケと言われても平和な日本であり続けて欲しい。戦争を知らない若い世代に、ぜひ見て欲しい。そして考えてほしい」と山田火砂子監督は願いを語っています。

映画は、「中国残留日本人孤児」の父と慕われ、日中友好に半生を捧げた山本慈昭(一九〇二~九〇)の生涯を追います。

敗戦間近の一九四五年五月、長野県阿智村の住職で小学校教師を務めていた山本慈昭(内藤剛志)は村から請われて、阿智村満蒙開拓団に教員として同行します。だが、満州に着いて間もなくの八月、突如旧ソ連軍が侵攻し多くの命が奪われます。戦禍を逃れ逃避行の中、慈昭もソ連軍に捕らわれ妻子三人と生き別れます。そしてシベリアに抑留されますが、奇跡的に一九四七年、ただ一人帰国します。

一九七二年日中国交正常化の後、残留日本人孤児の肉親捜しと行方不明の妻子を捜し求める活動を始めます。やがて、その思いは日中政府を動かし、孤児たちの帰国事業につながり、「死んだ」と聞かされていた長女との再会を果たします……。

実行委員会は、戦争法廃止、日本国憲法を守り平和と民主主義を、と願うすべての方に協力を呼びかけ、多くの市民に鑑賞していただくため努めていきます。

主催:映画「山本慈昭『望郷の鐘』満蒙開拓団の落日」神戸地区上映運動実行委員会
日時:12月8日(火)①10時30分、②14時、③18時30分/上映時間は102分間
会場:新長田勤労市民センター別館ピプレホール
制作:現代ぷろだくしょん/監督:山田火砂子/出演:内藤剛志、渡辺梓、常盤貴子ほか
鑑賞券:一般前売り1200円、当日1500円/高校生以下前売り800円、当日1000円
問い合わせ:兵庫県労働組合総連合事務所☎078‐335‐3770

(北川伸一=映画実行委員会事務局・兵庫労連)


(2015年10月25日付「兵庫民報」掲載)

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