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2015年10月25日日曜日

兵庫革新懇が講演会「言論と報道の自由」

読者の声で果たさせよう「社会の公器」としての役割


講演する鈴木健二氏(撮影:長井良弘氏)

兵庫革新懇主催の講演会「言論と報道の自由を守る」が十八日、神戸市長田区のピフレホールで開かれ、三百七十人が参加しました。

ヴァイオリン演奏のあと、前哲夫兵庫革新懇代表世話人が、「戦争法と並行して、国民の知る権利、言論と報道の自由への抑圧が強まっており、これを許してはならない。そのたたかいの一環としてこの講演会を開催した」と開会の挨拶をしました。

講演は小山乃里子さんの司会で進められ、最初に島洋子琉球新報社東京支社報道部長が「沖縄からの報告」を行い、沖縄の経済は決して基地に依存しているわけではないこと――辺野古基地建設反対のオール沖縄の勢力が勝利しているが、もともと新基地反対が沖縄県民の声であったこと――などを紹介。さらに、県民の声を報道している琉球新報や沖縄タイムスをつぶしてしまえ、などという自民党内部の暴言は許されるものではないと強調しました。

鈴木健二城西大学大学院客員教授は、「新聞報道の歴史と責任」をテーマに講演。明治時代以来の戦争で新聞の果たしてきた役割をくわしく振り返り、日本の新聞が権力に弱く、戦争の報道で伸びてきた事実を指摘。新聞の権力への癒着の要因は多々あり、新聞が社会の公器としての役割を果たすためには読者の声の反映が何よりも重要だと語りました。

参加者からは、「沖縄の現状や新聞の実態について深く知ることができた」などの声が多数寄せられました。また、辺野古基地建設反対の支援募金が十三万円余寄せられました。
堤隆二

(2015年10月25日付「兵庫民報」掲載)

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