記事を検索

2015年9月27日日曜日

原発賠償ひょうご訴訟第三次始まる

報告集会であいさつする橋本洋一原告団長

東京電力福島第一原発事故で福島県から兵庫県に避難している被災者が国と東電に賠償を求めている「原発賠償ひょうご訴訟」で、ことし三月に提訴した第三次訴訟・五世帯九人の初めての弁論が九月十七日、神戸地裁第二民事部(東亜由美裁判長)で行われました。第一次訴訟(二〇一三年九月)十八世帯五十四人、第二次訴訟(一四年三月)十一世帯二十九人と合わせて三十四世帯九十二人の裁判が行われています。

十七日の弁論は同地裁一○一法廷で行われ、第三次原告のAさんが意見陳述をしました。

Aさんは、事故当時福島市内で妻と四歳の子どもと暮らしていました。妻と子どもを妻の実家の岩手に避難させ、自身は仕事を続けるため福島市にとどまり、二重生活をすることになり、休日に妻子に会いに行くための交通費もかかり、孤独感にもさいなまれたこと、家族そろって暮らすため兵庫県に避難してきたものの、やりがいや信頼、安定した収入も得られていた仕事をやめることになったことのつらさ、福島に残してきた両親への申し訳なさなど精神的・経済的苦痛を切々と語るとともに、東電と国の責任を明らかにし、子どもや孫の代になっても未来に希望をもてる社会であってほしいと訴えました。

傍聴席を埋めた原告や支援者(ぽかぽか★サポートチーム)から自然に共感と励ましの拍手が起こりました。

ひきつづいて楠公会館で開かれた報告集会では、京都原告団、関西原告団からの報告もありました。

*
ひょうご訴訟の次回弁論は十一月十九日午前十一時、神戸地裁一○一法廷で行われます。

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次