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2015年9月6日日曜日

観感楽学

先日、俳優の渡辺謙さんが「一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う」とツイートし話題を呼んでいる▼8月29日、30日と全国で100万人を超える国民が戦争法案廃案を求めて決起したが、国中から澎ほう湃はいと広がり続ける反対の世論は、安倍内閣を追い詰めてきている。運動の中心を担っている若者たちは、決して声高に、怒りをぶちまけるスタイルではないが、ラップ調でシュプレヒコールし、母親たちは乳母車に子どもを乗せて隊列に加わり、メールやツイッター、フェイスブックでさらに反対世論を広げている▼こうした世論を作り出すうえで日本共産党は決定的な役割を果たしている。衆議院の質疑で志位委員長が安倍首相を追い詰めて以来、参議院でも、小池副委員長や山下書記局長などの質疑で政府は答弁不能に陥り、何度も質疑が中断するという無様な姿をさらけ出した。安倍首相が「国民の皆様に丁寧に説明して…」とパネルを持ち出すたびに矛盾は深まり、女性週刊誌やスポーツ紙が鋭い安倍批判を掲載するようになってきている▼この流れは、もう権力の力で抑えきれない。戦争法案を必ず廃案にしよう。 (D)

(2015年9月6日付「兵庫民報」掲載)

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