記事を検索

2015年9月27日日曜日

伊丹平和のための戦争展

短歌集「原爆の詩・私と父母の広島」

原水爆禁止伊丹協議会が第十五回平和のための戦争展を九月十五日から二十日まで伊丹市立図書館「ことば蔵」で開催しました。

*
展示は「写真展・原爆と人間」「二〇一五NPT再検討会議ニューヨーク行動・日本原水協代表団の記録」と短歌集「原爆の詩・私と父母の広島」(短歌=小泉勇次〈伊丹原爆被爆者の会会長〉、書=大塚宗〈広島大卒・元体育教師〉)。

「家三軒すっぽり入る大穴に鉤で死体を投げ込む兵士」

「わが父の原爆体験結論は心の底から戦争呪う」

この短歌集は小泉さんが自分の体験と父、兄弟から聞いた話から詠んだ短歌二十首を書家の大塚氏が揮毫したものです。

「原爆写真展」と合わせて展示したこの「短歌集」は多くの参加者の心を打ったようです。じっと見入る人、ノートに写す人。「戦争は絶対にやってはいけない」「核兵器はなくさないと」といった感想が次々に聞かれます。

*
十七日にはヒロシマ、ナガサキ原水爆禁止世界大会報告集会を開催し大会に参加した三人の方の報告がありました。現在の核兵器廃絶運動の到達点、若い力の台頭がよくわかる報告でした。

基調報告は兵庫原水協の梶本修史事務局長。NPT再検討会議の到達点、世界大会の大きな発展に加え、核兵器の偶発的な爆発の危険性やロシアが実際に使用を検討しNATO諸国がその対策まで考えていたとの生々しい話がありました。

*
増山麗奈さんと小泉勇次さん

十九日には「増山麗奈講演会」を開催。六十名以上の人が参加され、熱心に増山さんのお話に聞き入りました。増山監督の『サダコの鶴~地球をつなぐ』はヒロシマ、フクシマ、沖縄、ファルージャ、そして現在の戦争法反対運動をつなぐ、壮大なテーマの映画ですがこの話を中心にこれから戦争法廃止のためにどうたたかうかという展望が語られました。
(中島隆夫)

(2015年9月27日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次