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2015年8月30日日曜日

渡久地修沖縄訪米団長が神戸で講演

講演する渡久地氏

「まもろう憲法、沖縄新基地反対集会―翁長知事を支える訪米団・渡久地修団長講演会」が22日、神戸市勤労会館で開かれました。主催は兵庫労連、県憲法共同センターと県原水協の共催です。

兵庫労連の津川知久議長が開会挨拶をし、「戦後70年、被爆70年、非核『神戸方式』40年の年に安倍政権はこの土台である平和憲法を破る戦争法案を今国会で強行しようとしている。安倍暴走政治反対の1つの焦点である沖縄新基地建設反対のたたかいに学び、今後のたたかいにいかそう」と呼びかけました。

日本共産党沖縄県議で訪米団長の渡久地修氏は、映像を使って沖縄の歴史から説明しました。

戦時中、沖縄は本土防衛の捨て石とされ、県内に基地が18もつくられ、14歳から兵士にされ、結果、県民の4人に1人が亡くなったことを示し、「戦争の美化は許せない」と強調。戦後については、アメリカ軍政の蛮行、基地化の歴史、たたかいの歴史を語りました。

さらに、1995年の少女暴行事件以来の県民運動を紹介。裏切りや分断を乗り越え、たたかいを通じて、県民の苦難の原因に迫って行くなかで、知事選などの一連の勝利を勝ちとった「オール沖縄」の共同がどう広がっていったかを熱く語りました。

今や「基地は沖縄経済発展の阻害物」だと経済界や県も表明するまでになっていると報告。この流れをつくった運動と世論、特に沖縄と本土が一体になった世論の力がカギだと指摘。そのため辺野古基金もできたこと、近く全国で一斉に「意見広告」を出す計画も明らかにしました。

今回の訪米については、食事時間も全て会談にする過密日程で上院・下院議員や補佐官、シンクタンクと懇談してきたと報告。リンカーンの「人民の人民による人民のための政治」との言葉は人類共通の精神だと訴え、相手側からも「沖縄の実情や声を聞けて良かったと」感想が出るなど、道理と正義の力を実感したと語りました。

政府が辺野古沖工事を1カ月中断したのも世論と運動が追い込んだもの、知事も辺野古建設反対を貫き、県議会で埋め立て土砂規制の条例も準備されていることなども報告しました。

渡久地氏は会場からの質問に答え、「オール沖縄を全国からも支えて欲しい」と訴えました。

その後、NPT再検討会議、原水爆禁止世界大会に参加した若者からの報告発言もあり、参加者から「次の担い手が育っている。勇気をもらった」との感想も出されました。

この集会には堀内照文衆議院議員も参加しました。

(2015年8月30日付「兵庫民報」掲載)

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