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2015年8月23日日曜日

原水爆禁止世界大会に参加した学生Aさんの思い

被爆者のメッセージ引き継ぐのが私たちの世代の使命


世界大会全体会

被爆70周年原水爆禁止世界大会長崎に初めて参加させていただき、被爆地長崎に実際に訪れないと分からない、感じること、学べることが多くあり、とても貴重な経験をさせていただきました。有難うございました。

この大会で一番印象的だったことは、青年のひろばでの参加で被爆者の方の話を聞くことが出来たことです。

話をしてくだったのは山中さん(70歳)でした。山中さんは生後8カ月の時に被爆し、母親が原爆についてあまり話をしたことがなかったため、原爆手帳をもらう中学1年生までは被爆についてあまり意識をされなかったそうです。しかし、40代になってから病気になることが多くなり、医師に原爆症ではないかと診断されたことがきっかけで原爆について強く意識するようになり、4年前から、原爆症の認定を求め山中さんは国を相手に裁判でたたかっています。

原爆の被害は過去のこととして捉えていた私は、被爆者が今もなお原爆症に苦しめられていること、子どもへの影響が続くのではないかと不安を抱えていること、裁判で原爆当時の辛い記憶を掘り起こされながらも原爆症の認定を求めたたかい続けていることを知りませんでした。

被爆者の肉声を聞くことが出来る時間も長くはなく、自分たちの世代が最後です。この大会を通して、被爆者のメッセージを次の世代に伝えていくことが私たちの世代の使命であることを強く感じました。また、原発再稼働や戦争法案を必ず止めなければならないと強く思いました。

(2015年8月23日付「兵庫民報」掲載)

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