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2015年8月2日日曜日

戦後70年・日中友好協会創立65周年記念講演会


日本中国友好協会兵庫県連合会は、「戦後70年・日中友好協会創立65周年記念講演会」を7月25日、こうべまちづくり会館で開催し、「戦後70年、日中和解の道」と題しての尾西康充三重大学教授の講演を31人が聞きました。

尾西氏は冒頭、戦争法案、原発再稼働問題をはじめとする今日の政治情勢を解説。さらに文科省が国立大学の「文科系」の廃止を狙うなど大学の危機について述べ、「いますでに頭の後ろに銃口は突きつけられている」と力説しました。

主題部分で尾西氏は、戦争を描く「リアリズム」を軸に、小林多喜二と石川達三、田村泰次郎の作品を対比しながら話しました。

石川達三については、『蒼氓』や出世作『心に残る人々』でのブラジル移民の出発港であった神戸にも触れつつ、南京虐殺を描いた「生きてゐる兵隊」を詳しく紹介。田村泰次郎については「従軍慰安婦」を描いていることを紹介。

それぞれリアリズムの眼をもち、社会科学がないという限界はあるが、私たちに教えてくれるものがあると述べ、「戦争は人を変え、暴力が暴力を呼ぶ。戦争法は阻止しなければならない」と結びました。

(前田清=日中友好協会兵庫県連)


(2015年8月2日付「兵庫民報」掲載)

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