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2015年8月2日日曜日

第23回障害者の明日を語り合うつどい

第23回障害者の明日を語り合うつどいが7月26日、あすてっぷKOBEで開かれ、50人が参加しました。

開会挨拶で石倉勝実行委員長は、「障害者権利条約批准から2年目。私たちの願い実現にどう条約をいかすかがテーマ」とつどいの趣旨を紹介するとともに、「平和でこそ障害者の尊厳は守られる。戦争はもってのほか」と安保法案など戦争する国づくりを強く批判しました。


基調講演でNPO法人日本障害者センター理事・事務局長の白沢仁氏は、障害者権利条約にふさわしい施策実現を求める当面の課題について報告。障害者総合支援法の施行後3年後の見直しに向け、法では障害者や家族など関係者の意思を反映させる措置を講じると定めてあるが、予算抑制へ財務省が動きを強めていることに警告を発しました。

また、条約批准2年後の政府報告書に対し、パラレルレポートを提出する取り組みの重要性も強調しました。

シンポジウムでは、「65歳になると障害者福祉サービスから介護保険へ移行されるが、神戸市は(サービスが減る)介護保険にできるだけ該当させようとしている。私は〝非該当〟になったがそれでもホームヘルプサービスが30時間から20時間に減らされた」(視覚障害者)

「嚥下障害で唾液も飲めないので吸引が必要だが、ヘルパーにしてもらえる事業所が見つからず、子どもを預けて仕事に就くことができない」(重度障害児の母親)

「手話通訳や要約筆記など聴覚障害者の意思疎通支援の事業を拡充してほしい。しかし、厚労省はそれを個別給付に替える動きをしており、手話通訳・要約筆記の有料化につながらないかと懸念している」(聴覚障害者)

―などの実態報告・要求や、障害年金の現状と課題、無年金障害者の問題などが報告されました。

実行委員会では、今回のシンポジウムなどで出た要望・意見も予算要望に反映させたいとしています。

つどい終了後には、参加者有志が、JR神戸駅前で戦争法案反対の宣伝を行いました。

(2015年8月2日付「兵庫民報」掲載)

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