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2015年7月19日日曜日

青年たちが戦争法案の問題点を学習

7月9日、元自衛官の泥憲和さんをゲストに「Tell Me What The Democracy Looks Like〜泥憲和さんに聞いてみよう〜」と題して、戦争法案の問題についての学習会が神戸市内で開かれ、44人が参加しました。実行委員会は、企画に向けて2千枚のフライヤーを作成し、駅前や高校門前などで配布してきました。

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講演で泥氏は、安保法案推進側の3つの論点―①日本は安全保障のために米国の軍事力に頼るしかないのではないか②集団的自衛権で日米関係を緊密にしておく方がよいのではないか③制約の多い日本国憲法は改めるべきではないか―についてそれぞれ検証しました。

論点①については、北朝鮮ミサイル問題、尖閣諸島問題をあげて安全保障上の脅威は存在しないことを明らかにしました。

論点②については、米軍幹部養成用の教科書に、反米的な国の政府に対して反政府ゲリラを養成して政権を転覆させることが書かれていることを紹介し、無法な戦争がアメリカの対テロ戦争の実態であり、また、同盟国であったとしても戦局が悪くなると撤退していることなど、日米関係を強化しても安全保障は高まらず、さらにテロを拡散する結果となることを明らかにしました。

論点③については、日本国内の国際支援団体による支援が紛争の平和的解決に貢献した事例として、チュニジアでの政権交代、フィリピン・ミンダナオ島の独立紛争終結をあげ、「こうした平和的な紛争解決のアプローチは日本国憲法のもつ力だ」と泥さんは強調し、日本国憲法による制約があるからこそ、国際社会に貢献できるということを明らかにしました。

最後に、「SASPLの若者たちは『民主主義は終わった』という声に対して『終わっているなら始めるぞ』と言って行動してきた。戦争法案の問題でも、来年は参院選があるし、その次には衆議院選挙もある。何度だって始めることができるんです。あきらめなければ、必ず勝てます」とたたかいを呼びかけ、講演を結びました。

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参加者からの質疑応答では「戦争法案の問題について自分たちは止めるために何ができるのか」など直球の質問も。「一人一人対話していくことが大事。特に戦争法案に賛成だと思っている人と対話してひっくり返すのが大事。今日の講演もぜひ力にしてほしい」と答えました。「今まで聞いたどの講演よりも良かった」などの感想も寄せられています。

(2015年7月19日付「兵庫民報」掲載)

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