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2015年7月12日日曜日

努力と荷重労働で技術支える技工士に光あてた質問に感謝

「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会世話人 雨松真希人

限られた貴重な質問時間で「歯科技工士問題」を取り上げていただいたことに心より感謝申し上げます。制度的にも理解するのが非常に難しく、光の当たらない技工問題を非常に勉強されたうえでポイントをおさえ、非常に内容のある質問をしていただいたと感じました。

技工士は平均50歳代の平均労働時間が週60時間を超え、平均年収は300万円台と超長時間労働・低賃金の状況にあります。また、より過酷な就労状況が想像できる若い技工士は、国家資格を得て卒業後5年以内の離職率が約8割と言われています。そのことにより、将来の担い手不足や、質と安全性の低下が危惧されています。それに対しての大臣の回答は、現状に問題認識はあるとしつつも、「歯科技工の質の向上」が問題解決につながるかのような、論理のすり替えのような回答でした。

また技工士の1人としては、世界でも最も高い技術と評価される日本の歯科技工を、みんなが並々ならぬ努力と過重労働で支えているにもかかわらず、現状が適正に評価されておらず、全く相関関係のない質の向上が就労環境改善につながるかのような回答には納得できません。

今後ともみなさまのお知恵とお力添えを賜りながら、問題解決の道を切り開いていきたいと考えます。今後ともよろしくお願いいたします。

(2015年7月12日付「兵庫民報」掲載)

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