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2015年7月19日日曜日

神戸市政連続講座:交通は基本的人権

神戸・神戸市民要求を実現する会


神戸・市民要求を実現する会は7月9日、神戸市政連続講座「市民の足・交通と住み続けられる街づくりを考える」を神戸市内で開き55名が参加しました。

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主催者を代表し、森口眞良さん(兵庫県社会保障推進協議会神戸市協議会議長)が開会挨拶。高齢化にともない、地域密着で気軽に使えるバスや鉄道を求める声が高まり、対神戸市の運動も各地で広がっていることを指摘。公共交通論をしっかり学ぶとともに、各地の運動の交流をし、束ねる組織づくりをすすめたいと述べました。

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大阪市立大学名誉教授の柴田悦子さんが講演。「公共交通への需要が高まる中、昨年交通政策基本法が制定されたが、地域交通の政策づくりは地方自治体が主体になるのに、地方自治体の権限を認めず、政府は〝国際競争力の強化〟など相変わらずの大規模投資が続いている問題がある」「交通は国民の権利であり憲法が定める生存権や幸福追求権などの〝基本的人権〟という視点が大切と」指摘しました。

「神戸は東西交通網中心に発展したが、坂道など不便な南北交通の改善や、ニュータウンなどの住宅地への交通網改善が課題」「地域交通は地域づくりの土台」であるとして、「困っている地域住民」の悩みにまず寄り添い、声を集めることを出発点に、繰り返し自治体や議会に要求していくことが、他都市での制度前進につながっている。ぜひ進めてほしいと運動をはげましました。

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運動交流では、神戸電鉄の粟生線の存続充実の北区と西区の会の活動、福祉パスの存続のとりくみ、長田区でバス路線の存続・充実の運動などの発言がありました。

会の共同代表の武村義人さんは閉会挨拶で、今日学んだ公共交通の役割や、神戸で広がっている運動に依拠して、公共交通の充実を一致点に協同して神戸市政に求めていく協同組織づくりに、ぜひ多くの市民団体が参加してほしいと呼びかけました。


(2015年7月19日付「兵庫民報」掲載)

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