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2015年7月5日日曜日

草の根運動団体の力:女性9条の会で緒方氏が指摘

6月27日、兵庫県女性9条の会が緒方靖夫日本共産党副委員長(元参院議員)を迎え、「9周年のつどい」を開催。120人が参加しました。

緒方氏は、「憲法を守り活かす国づくり」というテーマで講演。「野党外交」の先頭にたってきた立場から、日本の政府が唯一この法案の根拠としている「国際環境の変化」を事実にもとづいて批判しました。

新興国と先進国との経済的力関係の変化が最も大きいこと、とりわけ中国の経済力の発展と、今中国がめざしている構想などを説明し、その事実を踏まえた外交が必要になっているのに、日本政府が軍事的対応しか考えていない一方、ASEANのアジア・太平洋外交の積み重ねが発展していること、かつてはアメリカの裏庭といわれていた中南米でも、平和の共同体が広がり、アメリカと一線を画す政治がすすんでいること、「イスラム国」問題や核兵器問題にも言及しました。その中で日本の安倍首相が外交政策として各国を訪問しているようにマスコミが報道しているが、訪問数は世界で63位であり、内容も経済支援しかいうことがなく、世界平和に貢献しているとはとうていいえるものではなく、むしろ世界の平和の流れに逆行していることを解明しました。

最後に「戦争法案を廃案にするためには」として、世界に比べ、新婦人・民医連・自由法曹団・民商など、草の根の運動団体がひろがって独特の強さを築いてきたこと、また日本共産党が前進したことで国会の質問時間が大幅に増えて、国会論戦でも切り開いてきて、理論的には決着がついている。訴えれば訴えるほど広がる情勢を力にして、戦争法案を必ず廃案に追い込もうと力強く訴えました。

質疑応答では「ODA問題」「ロシアの核準備問題」「ISによる日本人殺害と安倍首相ヨルダン訪問」「日本共産党と韓国との関係」等々、多くの質問に丁寧に答えました。

司会者から、結成9年で賛同者が840名になっていることが報告され、参加された女性9条の会呼びかけ人が紹介されたあと、「平和な未来・自由を奪う『戦争法案』に反対します」との緊急アピールを拍手で採択、衆・参議院の安全保障委員会に送付することを確認しました。


(2015年7月5日付「兵庫民報」掲載)

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