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2015年7月26日日曜日

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:7月14日

大きく動き始めた一連の裁判
祝敎允(兵庫県原水協事務局次長)

「ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟」は、7月14日、大阪地裁第7民事部Bグループの裁判が行われました。7日、大阪高裁第6民事部Aグーループ、故武田武俊さんの最終期日(結審)に次いでの裁判でした。

この日、原告・被告双方から出された数多い意見書、証拠などが陳述され、今後の裁判「進行協議」が行われました。

この後、大阪弁護士会で開かれた報告集会に、裁判傍聴者など支援グループなどが集まり、その結果報告を待っていましたが、進行協議が1時間近くにも及び、会場の都合で時間切れとなって、報告を待たずに解散となってしまいました。進行協議に時間がかかったのは、1日も早く裁判を終了したいとする裁判所と原告に対し、抽象的な議論に終始し裁判の引き延ばしを図ろうとする国・被告側とのやり取りがあったためでした。

いま近畿で行われている一連の裁判は、大阪地裁の2つの民事部で4つのグループに分かれて11人が、大阪高裁では3つの民事部で8人が、裁判を続けています。

14日の大阪地裁での進行協議では、9月15日(火)13時30分から兵庫の女性、原告本人尋問と、10月22日(木)、原告本人尋問(奈良・男性)と穐久英明医師の証人尋問予定が決まりました。

9月9日(水)11時から地裁第2民事部の弁論期日、高裁では、第13民事部が10月5日(月)11時から大法廷202号で審理を始め、第5民事部が10月29日(木)11時に判決を予定するなど、一連の裁判は大きく動き始めています。

「被爆者には時間がない!」―一日も早く原爆症認定制度の抜本改善を勝ちとるため、大法廷を埋め尽し、要請署名の取り組みを強めていこうとしています。



【訂正】前号掲載の傍聴記で、武田氏の被曝量に関する部分が「0.2グレイを大幅に下回る」となっていましたが、正しくは「0.0026グレイを…」です。編集部の作業上の過ちで0が欠落しました。(Web版は修正済みです)

(2015年7月26日付「兵庫民報」掲載)

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