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2015年7月12日日曜日

発言:大多和優子弁護士(28歳)


立憲主義を覆させてはいけない


弁護士会が主催した集会に9千人もの方が参加され、私たちスタッフ一同感激しています。

集会では、スピーチもさせていただきました。若手からということと、姫路からも誰か訴えてほしいと私に声がかかったんですが、こんなに大勢の前で話したことはなかったので、とても緊張しました。

集会は、弁護士会の憲法問題委員会が準備しましたが、「あすわか兵庫」のメンバーもスタッフとなり中心的に動いていました。私は姫路で、神戸になかなかいけなかったので、主にメールでやりとりしながら準備を進めて、担当したコールの練習も行いました。

当初は弁護士の参加表明が少なかったので、分担して弁護士のみなさんに電話かけもしました。なかには帰りの電車でコールを口ずさんでくれている人もいたということなのでよかったと思っています。

安全保障法制(平和安全法制整備法案と国際平和支援法案)について、スピーチでも訴えましたが、集団的自衛権の行使を容認することは、憲法9条に反するとともに、憲法が国家権力を縛って国民の権利や自由を保障する立憲主義にも反するということで反対をしています。

私は弁護士2年目ですが、ロースクールなどで学んだ近代憲法の基本である立憲主義を、安倍さんらが全然理解していないことに驚いています。憲法によって縛られているはずの権力者が、都合の良いように憲法の解釈を変えることは絶対に許されません。

祖父が私の地元の静岡で平和資料館の手伝いをしていたり、家族でも原爆ドームなどに行って戦争は怖いものだと感じていました。憲法9条を壊し、戦争の可能性を現実にする安全保障法制は、廃案しかないと思っています。

「あすわか」は、もともと自民党の憲法草案がだされたときに「護憲」ではなく「知憲」ということで結成され、いまは全国の本部のほかに兵庫、京都に支部があり、兵庫では39人が活動しています。

私も自民党の憲法草案は、国防軍や天皇元首などを規定するだけでなく、「立憲主義」を根底から覆す内容になっており、大日本帝国憲法に逆戻りする気がして、本当に怖いものだと思っていたので、弁護士になったばかりの頃、すぐに入りました。〝劇団〟があるのは兵庫だけで、みんなに親しみやすく憲法を知ってもらおうとしています。

国会の会期が延長され、安全保障法制の採決も狙われています。

私は憲法学習会の講師に呼ばれたりもしています。多くの人と憲法や集団的自衛権、安全保障法制を学び、危険性を訴えたり、SNSで情報を発信しながら、いま、若い人たちも動いていますから、若い人とも一緒に何か行動できたらなと思っています。

(明日の自由を守る若手弁護士の会兵庫支部・姫路総合法律事務所)(談)


(2015年7月12日付「兵庫民報」掲載)

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