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2015年6月28日日曜日

元内閣官房副長官補と元自衛官が対談:非核の政府を求める兵庫の会市民学習会

対談する泥氏(左)と柳澤氏(右)

非核の政府を求める兵庫の会は6月19日、神戸市内で市民学習会を開催しました。「亡国の安保政策 安倍政権と『積極的平和主義』の罠」と題し、講師に柳澤協二元内閣官房副長官補、対談者として元自衛官の泥憲和氏を迎え、130人が参加しました。

イラク戦争のときに自衛隊を送った側の柳澤氏は、「あのときも、もしイラクで自衛隊員が殺されるというようなことがあったら、撤退するのか兵を増強するのか、真剣に考えさせられた。今回の法案は、そんなものではない。自衛隊幹部が自らの判断で武器を使用できるという条項もある。必ず犠牲者を出してしまう」と安倍内閣の「平和安全法制整備法案」などに懸念を示しました。

対談では、柳澤氏の講演をうけた泥氏が、柳澤氏に質問し、回答をもらうという形式でした。泥氏は、「軍隊が紛争中に人を助けるということが実際にできるんですか?」「かけつけ警護の例って実際にあるんですか?」など質問。柳澤氏は、「おっしゃるように、実際の戦場で、軍人、民間人を救出した例というのは、ほとんど知らない」と回答しました。

逆に柳澤氏からは、泥氏に「自衛官は、たとえば今回のような集団的自衛権の行使という上官の命令を、どういう思いで聞いているんでしょう」と質問。泥氏は、「自衛隊員である以上、日本を守りたいという思いですから、命令には積極的にこたえるでしょう。そういう教育も受けていますから。私も自衛隊員のときには、そのとき最前線といわれた北海道にすすんでいきました。命がけでがんばると思います。そんな自衛隊員にたいして、集団的自衛権みたいなでたらめな命令を上司に出させたくない。今回の法案は、やめてほしい」と語りました。

130人が詰めかけた


(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

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