Web版の発行はしばらく休止します

「兵庫民報」編集部は2012年11月から専任1人で続けてきましたが、その1人も2020年末で退職し、2021年1月からは嘱託となりました。編集業務の整理のため、「兵庫民報Web版」はしばらく休止いたします。それにともないTwitterへの転送も休止します。 紙版の通常号のご購読をお願いします。

2015年6月28日日曜日

憲法違反の「安保法制」許すな:「兵庫大集会」に9,000人


兵庫県弁護士会主催の「集団的自衛権行使容認&特定秘密保護法に反対兵庫大集会・パレード」が6月21日、神戸・三宮で行われ、9,000人が参加(主催者発表)、「安全保障法制」=戦争法案廃案へ声をあげました。

東遊園地でひらかれた「大集会」では、開会挨拶で幸寺覚県弁護士会会長が、安全保障法制に対し、立憲主義、平和的生存権など日本国憲法のあらゆる根本原理に反しているとして日弁連のほか兵庫県はじめ39弁護士会が反対していることを紹介、「廃案に向け一致団結して頑張ろう」と呼びかけました。

講演する伊藤氏

続いて伊藤塾塾長で日弁連憲法問題対策本部副本部長の伊藤真弁護士が、戦争法案の問題点を15分で簡明に解説。「憲法の番人は国民。いまこそその力を出す時。絶対にあきらめず、反対の声を上げ続けよう」と訴えました。

県弁護士会会員によるリレートークでは、後藤玲子弁護士が、この間、自ら訪問してきた辺野古の状況を報告。住民の反対運動に対する威嚇、実力行使の実態を告発し、安倍政権が「法の支配」とは真逆のことを行っており、新基地建設強行は集団的自衛権行使容認と根が同じだと批判。オール沖縄のように、オール兵庫でくい止めようと呼びかけました。

津久井進弁護士は、安倍政権が明文改憲も着々と狙っていると警告。その中で災害時対応を口実に戒厳令の実行を狙っていると述べ、阪神・淡路大震災など被災地住民の責任として、その企みを止めようと訴えました。

若手の大多和優子弁護士は、立憲主義、民主主義、平和主義の憲法原則に反する法律を許せば、何気ない日常も奪われる―そうさせないために、主権者である国民が憲法12条に書かれている「不断の努力」を続けていこうと呼びかけました。


パレードは三つのコースに分かれ、フラワーロードから三宮センター街にかけ、「イケン」(違憲)と書いたプラカードを掲げ、コールを響かせ、市民に訴えました。

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

SEALDs kansai:戦争立法に反対する2,200人の学生デモ


毎週金曜、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が国会前で戦争法案反対の抗議行動。それに呼応し、全国各地で青年・学生が戦争法案に反対する行動に立ち上がっています。

関西の大学に通う学生が中心になって結成したSEALDs KANSAIは21日、京都で「戦争立法に反対する学生デモ」を行い、参加者はどんどん広がって2,200人もの人が参加しました。デモでは「戦争立法絶対反対」「集団的自衛権はいらない」「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」などのコールや、参加した学生が自分の言葉で戦争法案に反対するスピーチをしました。

兵庫県の大学に通うAさんは「私は当たり前のようで当たり前でない今の生活を気に入っているし、幸せを感じています。この生活の中に大切な人が誰かを傷つけたり傷つけられたりすることが入り込んでくることを許しません。大きな権力に抗うことには勇気がいる。この国のことを誰かに任せてしまう衝動に駆られます。でも、日本の主権者は、政治家でもどこかの偉い人でもありません。私であり、あなたです」と戦争法案反対の思いを語りました。

学生が自分たちで考えて行動する姿を見て、飛び入りでデモに参加する人や一緒にコールする人、写真を撮る人など、多くの観光客や市民から共感が広がりました。

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党が集中行動:戦争法案反対署名に次々

兵庫県委員会がとりくんだ「戦争法案」廃案をめざす集中行動(17日~20日)には、全県の190カ所で717人が行動し、891人から署名が集まっています(23日正午現在)。

宣伝する大前神戸市議と、きだ県議=三宮

20日、三宮駅マルイ前で行ったロングラン宣伝には、きだ結県議、今井まさこ神戸市議、大前まさひろ神戸市議、林まさひと神戸市議が翌日の兵庫大集会&パレード(兵庫県弁護士会主催)の参加などを呼びかけました。チラシを配りながら署名を呼びかけると、学生や高校生も協力してくれ、この日だけで61筆が集まりました。

ある年配の女性は、「私は、戦災孤児。東京大空襲で両親と兄弟をなくし、おばの家に預けられて育った。戦争は人生をむちゃくちゃにする。この問題は興味あるからぜひ署名させて」と協力してくれました。

また対話になった看護学生らは、「よくわからないけれど、戦争に参加させられるような法案で怖いなあと思ってました」と署名に協力。

若い女性会社員は、「何かしたいと思っていたけど、なかなか機会がなくて」といって署名。「反対している人のほうが多いのに、安倍さんは無理に押し通そうとしているのは、おかしいと思う。こんな法律が通ったら怖いなあと思う」と話しました。翌日の集会を呼びかけると「集会があることは、知っていました。どうしようかと迷っていましたけど、せっかくチラシもらったし行ってみます」と話していました。

加印共同センターの宣伝で署名を訴える
岸本建樹加古川市議

20日、加古川駅前では、憲法改悪ストップ加印共同センターの呼びかけで戦争法案廃案をもとめる宣伝をおこない44人が参加しました。

リレートークでは、加古川日中友好協会加古川支部の高原脩事務局長、戦争をさせない加古川1,000人委員会の松本憲三代表世話人、日本共産党の高木えり加古川市議らが次々訴え、戦争法案廃案への思いをのべました。この取り組みで90人から署名が集まりました。

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

須磨区共同センターと9条の会連絡会:110人パレード


平和憲法を守る須磨区共同センター、9条の会須磨区連絡会による「戦争法STOP!」の宣伝行動とパレードが6月19日に行われました。

悪天候にもめげず110人が参加。各自手製のプラカード、ゼッケン、むしろ旗を掲げたり、はっぴを羽織ったり、太鼓、鈴、カスタネットを鳴らしたり、元気よく、板宿ダイエー前から商店街を通り、大田町交差点から須磨区役所横の平田公園まで賑やかにパレードしました。

年金者組合、新婦人、民商、原水協、救援会、9条の会の幅広い呼びかけで、須磨区で初めてのパレード・宣伝になりました。

「戦争法はいらない!」「子どもたちに平和な社会を残そう!」などの掛け声が須磨の街に響きました。道々ではビラを受け取ってくれる方、車から声援を送ってくれる方、マンションの窓からの手をふってくれる方――など元気をもらいながら歩くことができました。

初めて参加された男性も「こういうパレードは良かった。多くの人に知らせることができたと思う」と感想を語ってくれました。

参加者らは「戦争法廃案まで宣伝行動などがんばりましょう」と決意を固めあいました。

三好正子=9条の会須磨区連絡会)

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

市町議会で戦争法案に「反対」「慎重審議」意見書

戦争法案にたいし兵庫県内でも、地方議会で「反対」「慎重審議」の意見書が可決されたり、首長から「どう考えても合憲とは言えない」などの声があがっています。

新温泉町議会は6月16日、廃案を求める意見書を賛成多数で可決しました。意見書は、法案が憲法9条1項に逸脱していると指摘し、廃案を強く求めています。

加西市議会は22日、慎重審議を求める意見書を賛成多数で可決しました。意見書は「政府の判断によって、地球上のどこであれ後方支援に当たり、武力行使に道を開くことになるものであり、戦後の歴代自民党内閣が憲法上できないとしてきたことを大きく踏み越えようとしている」と指摘しています。

「合憲と言えない」と明言の首長も


篠山市では、酒井隆明市長が市のホームページ(「市長日記」)で「集団的自衛権をめぐる法案について、自民党推薦の憲法学者が『違憲』とされたことから、議論が続けられています。憲法9条を純粋に素直に見た時、どう考えても『合憲』とは言えないと考えます…これを合憲と言う人は、憲法の勉強をしたことがない人か、あるいは憲法学者より自分が偉いと思っている人、あげくは憲法より自分が偉いと思っている人ではないかと思います。特に政府与党を代表する人には、その偉い人がおられるのではないかと心配です」とのべています。

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

丹波で平和テーマに10回目:愛と平和のコンサート


「愛と平和のコンサート」が6月20日、丹波市氷上町ゆめタウンポップアップホールで開催されました。第10回の記念コンサートにと実行委員会(山本俊平委員長)もがんばり、約350人の参加でした。

平和や憲法9条をテーマに毎年開催され、今では丹波市で大きな市民権を得ています。アマチュアのクラブ演奏、絵本の読み聞かせ、フラダンス、コーラスグループの合唱、そしてプロの歌と多彩な内容でした。年金者組合の歌声には小学生から90歳まで参加しての合唱でした。曲名は「青い空は」と「大きなうた」でした。

また、深尾須磨子歌う会「コスモス」の合唱は原爆でなくなった子どもの歌「まちんと」を、全員がもんぺ、数人は防空ずきんをかぶっての熱唱でした。最後の、丹波市出身のプロ歌手大槻朱里さんの独唱は圧巻でした。

閉会の挨拶では、「ねがい」のハミングの中で、実行委員から「戦争法案を何としても廃案に」と訴えがありました。

西脇秀隆=丹波市議)

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

革新芦屋の会総会で「琉球新報」記者が記念講演


平和・民主・革新の日本をめざす芦屋の会(革新芦屋の会)が6月21日、第4回総会を開催し44人が参加。『琉球新報』記者の米倉外昭さんが、辺野古新基地建設反対のたたかいと展望をテーマに講演しました。

戦争法案阻止の共同行動はじめとした総会報告・提案をめぐっては、「安倍首相にどうしたら打撃を与えられるか。日本中での意思表示を」など、強い意思が表明されました。

記念講演で米倉さんは、沖縄戦と戦争立法を重ねての紙面づくりや辺野古新基地阻止のたたかいの現状や課題を語り、〝本土の多数世論は安保支持。沖縄の現状を変えるには、本土世論が変わるまで待たねばならないのか?と、「沖縄独立論」が重要論点に浮上している〟と問題提起しました。

これを受けて参加者からも「沖縄独立論への共感は?」「翁長知事訪米の意義は?」「本土での辺野古基地反対のたたかいこそもっと必要なのでは?」「本土メディアはもっと沖縄の情勢について報じるべきだ」などの質問、発言もあり、熱心に意見交換しました。

副島圀義=革新芦屋の会事務局)

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

元内閣官房副長官補と元自衛官が対談:非核の政府を求める兵庫の会市民学習会

対談する泥氏(左)と柳澤氏(右)

非核の政府を求める兵庫の会は6月19日、神戸市内で市民学習会を開催しました。「亡国の安保政策 安倍政権と『積極的平和主義』の罠」と題し、講師に柳澤協二元内閣官房副長官補、対談者として元自衛官の泥憲和氏を迎え、130人が参加しました。

イラク戦争のときに自衛隊を送った側の柳澤氏は、「あのときも、もしイラクで自衛隊員が殺されるというようなことがあったら、撤退するのか兵を増強するのか、真剣に考えさせられた。今回の法案は、そんなものではない。自衛隊幹部が自らの判断で武器を使用できるという条項もある。必ず犠牲者を出してしまう」と安倍内閣の「平和安全法制整備法案」などに懸念を示しました。

対談では、柳澤氏の講演をうけた泥氏が、柳澤氏に質問し、回答をもらうという形式でした。泥氏は、「軍隊が紛争中に人を助けるということが実際にできるんですか?」「かけつけ警護の例って実際にあるんですか?」など質問。柳澤氏は、「おっしゃるように、実際の戦場で、軍人、民間人を救出した例というのは、ほとんど知らない」と回答しました。

逆に柳澤氏からは、泥氏に「自衛官は、たとえば今回のような集団的自衛権の行使という上官の命令を、どういう思いで聞いているんでしょう」と質問。泥氏は、「自衛隊員である以上、日本を守りたいという思いですから、命令には積極的にこたえるでしょう。そういう教育も受けていますから。私も自衛隊員のときには、そのとき最前線といわれた北海道にすすんでいきました。命がけでがんばると思います。そんな自衛隊員にたいして、集団的自衛権みたいなでたらめな命令を上司に出させたくない。今回の法案は、やめてほしい」と語りました。

130人が詰めかけた


(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

労働者派遣法改悪案、強行採決に先立ち堀内衆院議員が廃案迫る

6月19日、労働者派遣法改悪案が厚生労働委員会および本会議で採決が強行され、衆議院を通過しました。採決に先だち、堀内照文衆院議員は、厚生労働委員会で質問にたち、安倍首相に派遣法改悪案の廃案を迫りました。

堀内氏は、「現行法では業務単位の期間制限があり、そこでその後雇用される労働者は必ず直接雇用でなければならない」と指摘。ところが改悪案では業務単位の期間制限がなくなるため、「期間制限が過ぎれば必ず直接雇用されなければならない仕組みがなくなる」と強調し、「正社員化どころか生涯派遣に道を開くものだ。そうでないなら根拠を示せ」と迫りました。

安倍首相は、正社員募集の情報提供など実効性のない「雇用安定措置」を挙げるだけで、「雇用の安定は現行より強化される」と強弁。堀内氏が「必ず直接雇用されるといえるのか」と迫ると、塩崎恭久厚労相は「最終的には雇用主が判断することだ」とのべ、正社員化の保証がないことを認めました。

堀内氏は、半導体大手ルネサスエレクトロニクスで早期退職に追い込まれた課長級社員が派遣社員として戻ってきている実態を示し、「すでに正社員から派遣への置き換えが進んでいる」と強調。「正社員化の道どころか派遣労働者が増えることは明らかだ。法案に『雇用慣行が損なわれる場合』の再検討規定を盛り込んだのも、それを懸念しているからだ。労働者保護とかけ離れた法案は廃案しかない。ましてや職権につぐ職権という不正常な委員会運営がつづくなかでの採決を強行するなどというのはもってのほかだときびしく糾弾する」と批判しました。

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

西播労連が緊急行動:派遣法改悪強行反対・国会会期延長反対


衆議院で派遣法改悪法案の採決がされた6月19日、西播労連の呼びかけで緊急の労働者派遣法改悪強行反対・国会会期延長反対を訴える緊急宣伝行動が行われました。

この日の宣伝には急な呼びかけにもかかわらず18人が駆けつけ仕事帰り、学校帰りに人に訴えました。

通りがかりの人の関心も高く、ビラを読んで質問をする人、声をかける人も多く、用意した300枚のビラも予定時間までになくなり最後はハンドマイクのみの訴えとなりました。

日本共産党姫路市議団からは苦瓜かずしげ議員が駆けつけました。

出田馨=西播労連事務局長)

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

兵庫山河の会「山河」55号より

わが裡に棲める小鳥よ羽搏きて伝えてゆけよ反戦の声
安武ひろ子

自衛隊盾から矛へ質転化ガイドラインと戦争立法
古賀哲夫

安倍総理「村山談話」引き継ぐと言いて書かぬは不誠実なり
鵜尾和代

こんなにもアメリカさまにゴマをするアベさんどこの州知事なんや
西澤 愼

私利私欲無き党伸びよ祈りつつこの一票の念いとどけと
本田千恵子

草の根の市民運動実をむすび五月の陣に凱歌があがる(大阪住民投票)
山下 勇

情報という名を冠してコマーシャル画面いっぱいの安倍総理の顔
古賀悦子

嬉しいね赤子誕生おめでとうちっちゃな拳に幸せにぎり
高木庸子

我が身さえ生きるに難き野良猫が子ども三匹抱きていたり
塩谷凉子

熟実にてあまりに紅きさくらんぼパリ・コミューンを吾は思えり
山下洋美


(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

「安全保障法制」の正体


段 重喜

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

NPT(核不拡散条約)再検討会議は最終合意を得ることなく閉会した。会議では核兵器禁止条約を核保有国に迫る発言が圧倒した。核兵器の非人道性を告発し核兵器廃絶を求める共同声明も160カ国に達した▼議長提案の「合意」案には核兵器禁止条約が明記されていた。ウクライナ問題で核兵器の戦闘準備や新型核兵器40基の追加配備を公表したロシア。黒海で対抗の軍事演習を行った米国。全会一致制の再検討会議は、核兵器に固執する一部の国の反対で合意にいたらなかった。日本政府もNPT会議の合意案に賛成しなかった▼633万余の署名を受理した国連のパン・ギムン事務総長は「私は全締約国に市民社会グループとの関わりを深めるよう促したい。……(署名は)我々が服務する人々の希望と期待とを想起させるものだ。我々は、長期に軍縮を擁護し、かくも多くのことを行ってきた多くの人々と団体の原則的な努力に全面的な支持を誓いたい」と述べた▼世界の多数の国が核兵器禁止を求めている時に、被爆国の政府が「核の傘」に固執し戦争する国に向かうのを阻止しなければならない。(K)

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

国民平和大行進:兵庫県内の行程

(順路・時間など変更もあり得ます)

太平洋コース

[7月7日・火]

池田市・川西市境(呉服橋)…川西市役所(12:00着 13:00発)→能勢口中央商店街→小花交差点右折→栄町→花屋敷→寺畑→阪急雲雀丘駅北→あいあいパーク前公園(14:30着 15:00発)→〈176号線〉→歌劇場交差点→手塚記念館前右折→宝塚大橋→阪急南口駅南左折→中洲→阪急逆瀬川駅前→宝塚市役所(17:00)

[7月8日・水]

宝塚市役所(9:00集合 9:30発)→宝塚新大橋→安倉西2丁目→安倉南1丁目→向林線→伊丹スポーツセンター(10:45着 11:00発)→市バス瑞が丘公園前右折→陸上自衛隊西側→伊丹市役所(12:00着 13:00発)→伊丹署前左折→大鹿会館右折→伊丹小学校東→阪急伊丹駅東左折→伊丹郵便局前→伊丹3丁目右折→伊丹南口踏切右折→塚口長溝公園(14:30着 15:00発)→尼崎北消防署南角右折→園田学園幼稚園東左折→県立塚口病院前バス停右折→尾浜→三反田立花家具店左折→尼崎市役所(16:30)→北難波小東・南進→三和本通り→阪神尼崎駅北(18:00)

[7月9日・木]

尼崎市役所(9:00集合 9:30発)→竹谷小学校北右折→武庫川橋下→阪神今津駅西側北進→西宮市役所(12:30着 13:30発)→阪神西宮駅南商店街→電話局東→芦屋市役所(14:50)→〈鳴尾御影線西進〉→深江北町→森南町→赤鳥居前左折・南下→甲南本通商店街北上→〈2号線〉→東灘区役所→御影公会堂(16:40)

[7月10日・金]

御影公会堂(8:30集合 9:00発)→灘区役所東右折→JR六甲道駅東北上→灘警察署前北上→水道筋→王子公園(10:00着 10:15発)→熊内1丁目左折・南下→阪急春日野道駅東→春日野道商店街→大安亭南口→東神戸診療所南→中央区役所東側南下→小野柄通→そごう南側→〈フラワーロード南下〉→神戸市役所(11:30着 12:25発)→大丸前→鯉川筋北上→県庁前(13:20)→神戸教会前→楠町6丁目交差点右折―神戸大学病院南角→東山市場→兵庫区役所(14:20)→湊川中学校南・西進→長田神社バス道南進→長田区役所(15:10)→川西通→左折→本町筋商店街南下→神戸協同病院→六間道商店街→大正筋商店街→若松公園→JR新長田駅西・北上→県道21号線左折→太田町交差点右折・北上→大黒町3丁目左折→須磨区役所(17:00)→妙法寺川左岸・南下→県道21号線右折→旧月見山商店街西進→山電須磨寺駅南→〈2号線〉→須磨浦公園・みどりの塔(18:00)

[7月11日・土]

須磨浦公園・みどりの塔(8:30集合 9:00発)→〈2号線北側歩道西進〉→塩屋交差点北上→滝の茶屋商店街北上→泉が丘→垂水区役所(レバンテ)→垂水商店街→歌敷山バス停→舞子公園・明石大橋下(11:00)→〈2号線〉→朝霧橋→大蔵天神→裁判所→明石市役所(12:30着 13:30発)→銀座通→大観橋→明石署南→林神社南方→松江公園(14:30、14:40)→青龍神社南方→山電藤江駅南方→八木遺跡公園(15:20、15:30)→江井が島市場前(16:10着 16:20発)→住吉神社前(17:00着 17:10発)→二見市民センター(山電東二見駅南)(17:40)

[7月12日・日]

二見市民センター(9:00集合 9:30発)→西二見口→播磨町役場(10:15着 10:30発)→〈旧道〉→播磨小学校西→別府市民センター→安田交差点→鶴林寺東→加古川市役所(13:00着 14:00発)→県総合庁舎南→寺家町→大川町南下→新幹線高架下→相生橋→高砂支所→市民病院南→山電荒井駅北→高砂市役所(17:00)

[7月13日・月]

高砂市役所(9:00集合 9:30発)→伊保中部→住吉橋→〈大塩旧道〉→山電大塩駅前(11:00着 12:00発)→〈250号線〉→的形(町内旧道)→八家駅前→白浜・宇佐崎(白浜町内旧道)→松原神社(13:30)→妻鹿町内→永世橋西詰(右折北上)→山電飾磨駅北(14:30)→飾磨街道北上→栗山右折・東進→姫路市役所(15:30)→栗山右折北進→(飾磨街道北上)→豆腐町→12所線・右折東進→御幸通商店街左折・北進→大手前公園(17:00)

[7月14日・火]

山電飾磨駅北(8:30集合 9:00発)→御幸商店街南下→天神本通西進→思案橋→津田神社(9:40)→今在家→英賀中浜→広畑・広栄橋西児童公園(10:15)→旧街道西進・左折→右折・ジャスコ広畑店前→保健センター前→蛭子神社前(11:30)→山電平松駅横→吉美→大江島→網干警察署前→山電網干駅→網干市民センター(12:30着 13:30発)→太子御津線北上→旭陽小学校横→網干ヘルスコープ(14:30)→太子町役場(15:10着 15:30発)→鵤町内(旧道北上)→龍野・福田→広山阿宗神社(16:00)→龍野橋東詰(左折)→たつの市役所(17:30)→旧新宮町へ車移動→白井商店前(18:00)→新宮町内行進→町民センター(19:00)

[7月15日・水]

JR本竜野駅前(8:30集合 9:00発)→駅前通り→龍野大橋→立町→龍野高校前→日山大師(10:00)→小神→清水→佐江→龍子→布勢公園―土師→大陣原・農水省種畜試験場前(11:40)→汐見台→池之内→中央通り→相生市役所(13:00着 14:00発)→相生大橋→工和橋→相生産業高校裏→高取峠(15:00)→坂越橋→JR坂越駅前(16:00)→〈旧道〉→野中→東紡前→中広→赤穂市役所(17:30)

[7月16日・木]

赤穂市役所(8:30集合 9:00発)→加里屋→塩屋→新田→JR天和駅前(11:00)→鳥打峠→福浦→岡山県境→県境浜山バス停(12:15)(岡山県へ引継ぎ)

日本海コース

[7月4日・土]

・京都府から引き継ぎ=河梨峠(14:00)(引き継ぎ後車で城崎町に移動)

・城崎コース=城崎町大会議館(15:30出発集会)→JR城崎温泉駅(16:30)

・豊岡コース=豊岡市民会館北側駐車場(17:30出発集会)→農協会館左折→大開通→JR豊岡駅→生田通東進→宵田商店街→市民会館着(19:00)

[7月5日・日]

・出石コース=そば処出石城(15:00発)→田結庄通→福成寺左折→出石総合支所前→大名そば左折→そば処出石城(16:00)

・日高コース=JR江原駅(17:30発)→312号線右折→郵便局右折→国道428号線直進→ハセガワ製畳右折→赤松歯科右折→JR山陰線踏切横断→赤松医院左折→JR江原駅(18:30)

[7月6日・月]

・村岡コース=香美町村岡地域局(10:00発)→9号線横断→老人福祉センター右折→新町左折→西本町→高元商店右折→9号線左折→右折して殿町→川上→地域局(11:30)

・香住コース=B&G海洋センター(13:30発)→旧178号線直進→一日市橋渡り右折→岡見公園→旧178号線→香美町役場(15:00)

[7月7日・火]

・養父コース=養父市養父地域局(10:00発)→Yタウン左折→県道に出て左折→〈直進〉→三笠屋サイクル左折→養父地域局(11:30)

・八鹿コース=養父市役所(13:00発)→諏訪橋渡り右折→大森区公会堂→商店街折り返し→八鹿高校→沖田信号左折→養父山崎線→谷常→天子信号左折→養父市役所(14:30)

[7月8日・水]

・山東コース=JR梁瀬駅(15:00発)→9号線の信号渡り直進→427号線右折→朝来市役所山東庁舎手前左折→梁瀬中学校→427号線左折→9号線→JR梁瀬駅(16:30)

・和田山コース=朝来市役所(17:30発)→駅前センター街北進→高畑石材店右折→さかもと医院右折→和田山駅前直進→玉置橋手前右折→木村眼科右折→信号渡り左折→市役所(19:00)

[7月9日・木]

・温泉コース=温泉町民センター(9:30発)→三叉路左折→10字路左折→荒湯前直進→9号線右折→(浜坂方面へ)ジャンボ西村(10:30)

・浜坂コース=JR浜坂駅(11:00発)→東進→左折→白川橋→178号線西進→ユートピア浜坂左折→県道浜坂線西進→浜坂マリンポーチ左折→渡辺水産→新温泉町役場(12:00)

・鳥取県へ引き継ぎ=JR東浜駅(14:00)

(2015年6月28日付「兵庫民報」掲載)

2015年6月21日日曜日

ストップ戦争法案:兵庫県弁護士会


兵庫県弁護士会は15日夕の神戸駅前、元町駅前で「〝集団的自衛権行使容認&特定秘密保護法〟反対兵庫大集会・パレード」の成功にむけた宣伝を行いました。
ハンドマイクで「私たち弁護士会は、集団的自衛権行使容認の具体化として政府がすすめている『平和安全法整備法案』『国際平和支援法案』は、憲法に違反しており、海外での武力行使に道をひらくものとして反対しております」「6月21日の集会は、そのための集会です。ぜひご参加を」と呼びかけ、ポケットティッシュをつけたハガキチラシを手渡すと、通行人が次々と手をだして、受け取っていきました。
兵庫県弁護士会は、この集会を多くの市民の皆さんの参加で大きく成功させたいと呼びかけています。

集団的自衛権行使容認&特定秘密保護法反対 兵庫大集会・パレード

6月21日14時 神戸東遊園地へGO!
主催:兵庫県弁護士会☎078‐341‐7061


(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

ストップ戦争法案:日本共産党

日本共産党兵庫県委員会は、6月11日~14日、「戦争法案」阻止集中行動を呼びかけ、集会や学習会、街頭宣伝、パレード、淡路島一周宣伝など全県で160カ所以上で取り組みがひろがり、のべ千人以上が行動に参加しています。

県委員会は、13日、14日は「繁華街作戦」として、堀内照文衆院議員とともに街頭演説を行いました。両日の宣伝では堀内氏に加え、金田峰生国会議員団事務所長、松田隆彦県委員長、森本真神戸市議団幹事長、赤田かつのり、味口としゆき、西ただす神戸市議、上園隆民青同盟兵庫県委員長が訴えました。

堀内氏は、戦争法案とともに緊迫している労働者派遣法改悪案についても報告。「世論と運動が、12日の強行採決を阻止している」と紹介。戦争法案については、「与党の論拠は、破たんしている。廃案めざし、党派の違いを超えた運動をひろげましょう」と訴え、6月21日に予定されている兵庫県弁護士会が呼びかけている大集会の成功も訴えました。

金田氏は、13日の「STOP安倍政権! 6・13大集会」に参加したことを報告。「さまざまな分野の方が結集し、個別の要求とともに『戦争法案』廃案へと訴えました。『廃案』の一点で共同をひろげましょう」と訴えました。

(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

ストップ戦争法案:党淡路女性後援会が島内一周宣伝


日本共産党淡路女性後援会のメンバーは6月14日、朝9時半から、島内全域を宣伝カーで回り、戦争法案反対の訴えをして回りました。

若者を戦場に送らない、息子たちを戦場に送らないために、女性が力を合わせ行動しようと計画されたもので、洲本市を出発し、北は岩屋から南は福良まで、淡路島を宣伝カーで一周して終日、島民に「戦争法案」反対を訴えて回りました。

戦争法案反対ののぼりと、「若者を戦場に送らない」と書かれた横断幕を広げ、通行する人たちに訴えました。五色町の都志郵便局前では、地域で宣伝行動を行なっていた間森和生洲本市議も参加しました。

(Web版のみ)

若者憲法集会・渋谷デモに兵庫の青年25人


安倍政権が進める憲法違反の戦争立法をストップしようと、6月14日に若者憲法集会と戦争立法反対渋谷デモが東京都内で行われました。集会は1,300人、渋谷デモは3,500人が参加し、多くを若者が占めました。兵庫県からも25人が参加しました。

若者憲法集会では午前中は大学生や高校生企画、沖縄基地問題、TPP問題など八つの分科会が行われ、午後から全体会が行われました。全体会では元自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄さん、弁護士で国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長の伊藤和子さんが講演しました。

井筒さんは「92年にPKO法ができて自衛隊を辞めた。いま安倍政権が進める戦争立法も、自衛隊に入って最初に宣誓させられる憲法遵守に反する、契約違反だ。安倍さんが言うような戦地で逃げる部隊は一番につぶされ戦死する。戦場で一発でもこちらが撃てば戦争になる。憲法9条と集団的自衛権は両立しない」と話しました。

伊藤さんは、「一番の人権侵害が戦争です。アフガニスタンやイラクのような誤った自衛、平和の名の下での戦争で多くの被害が出た。武力では平和にならない、私たちは70年前に傷つけ傷ついた。憲法9条が今こそ大事なときです」と講演し、参加した青年に「おかしいという思いを持ち続け捨てないこと、気になったことは本や新聞で学ぶこと、勇気を持って行動することが大切です」とメッセージを送りました。

集会後に行われた渋谷デモにはSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)も加わり、「戦争反対」「9条守れ」「憲法守れ」「自由を守れ」「命を守れ」「安倍はやめろ」とコールして歩き、日曜夕方の多くの人であふれる渋谷の街をジャックしました。デモをみた通行人からは、「一緒に歩いていいですか?」と飛び入り参加や、一緒にコールをする人、写真を取る人などであふれ、ツイッターでも「渋谷のデモすごい」「デモにまざりたい」などの反響も広がりました。

*

兵庫から参加した青年は「同世代がたくさん集まって勇気でた。兵庫でも戦争立法をストップさせるため取り組みたい」と感想が出されています。
(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

戦争法案STOP!尼崎緊急行動に350人


6月14日、尼崎市のJR尼崎駅前広場で「戦争法案STOP! 尼崎緊急行動」が行われ、約350人が参加しました。主催の「戦争・原発・貧困・差別を許さない尼崎共同行動」には超党派で幅広い団体が結集しています。

集会では二人の戦争体験者の発言があり、八木和也弁護士が憲法違反の「戦争法案」の危険な内容を報告しました。また「戦争法案」の撤回を求める集会アピールを採択し、駅前のQsモールやアミング潮江商店街をピースウォークしました。

集会には、庄本えつこ県議、丸尾牧県議のほか、日本共産党の辻おさむ、まさき一子、徳田稔、松澤ちづる市議、緑のかけはしの酒井一、弘中弘正、都築徳昭市議、社民党の渡瀬和人市議が参加しました。

(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

「後方支援」=兵站の危険性証言する7,240隻の戦没船――「戦没した船と海員の資料館」

四方の壁面を埋める戦没船の銘板
2/3の船は写真も残っていません

「後方支援」=兵へい站たんは武力行使と一体不可分、戦争行為の不可欠の一部であることは日本共産党の志位和夫委員長の衆院特別委員会での質問(5月20日)で国際法や米海兵隊教本から明らかにされましたが、それを歴史の事実で示す資料館が神戸市内にあります。神戸市中央区海岸通にある「戦没した船と海員の資料館」です。

政府の法案で「後方支援」と呼んでいる活動のうち弾薬や燃料などの補給、武器・弾薬・兵員などの輸送に、第2次世界大戦では多数の民間船が徴用されました。

この資料館は1941年から45年の期間に、徴用され戦没した軍艦以外の船と船員を調べあげています。戦没船の総数は7,240隻、犠牲者は船員、乗員合わせて231,600人にのぼります(表はいずれも同資料館のリーフレットから作成)。

戦没船
一般汽船 3,575隻
機帆船 2,070隻
漁船 1,595隻
合計 7,240隻

犠牲者 (百位に丸めた概数)
海員 60,600人
民間人 59,200人
軍人 101,000人
捕虜 10,800人
合計 231,600人

戦争及び普通海難の状況
空爆 35%
雷撃 45%
触雷 10%
不明 3%
普通海難 7%



資料館には戦没船の銘板が壁一面に張られています。任務や戦没地も記されています。

見張りや偵察に使われたもの、船だけ借り上げられたものなどもありますが、多くは船員ごと徴用され、北海から南洋まで広大な海洋で兵員、武器・弾薬その他の軍需民需物資の輸送=兵站にあたっていました。軍艦ではないので船体も弱い上に、10分な護衛もなく、魚雷や空爆で簡単に撃沈させられました。多くの船と船員は引き揚げられないままになっています。

志位委員長が質問で示した「ジュネーブ諸条約第1追加議定書」の規定によれば、「その性質、位置、用途又は使用が軍事活動に効果的に資する物」であれば、民間船であっても攻撃の対象となります。この資料館に銘板を残している一隻一隻の船は、「後方支援」=兵站が攻撃の対象となり、多くの犠牲者を出したことを証言しています。

民間船ですら攻撃されたのですから、自衛艦ならなおさらです。

制服などの遺品も展示


民間船と船員が再び犠牲となるおそれ


民間の船と船員の徴用は第2次大戦という過去の問題ではありません。2004年に制定された有事法制の一つである「自衛隊法103条」は、「武力攻撃事態」において、民間の土地や建物の収用、生活必需品の輸送制限、空港・港湾の軍事優先利用の他、医療・土木建築・輸送などの従事者を徴用することを可能にしています。

集団的自衛権を行使し日本が攻撃に参加、相手国が日本に対し反撃しようした場合、政府は「武力攻撃事態」を認定することになります。そうなればこの自衛隊法103条が起動し、民間の船と船員が犠牲となる歴史が繰り返されるおそれがあります。

14歳の少年たちも


戦没船の写真をみると戦争が進むにつれ、同じような形の船が増えています。徴用した船が次々と失われ、政府は「戦時標準船」規格を定めて民間に船を作らせ、さらに徴用したためです。

船員も速成しました。官立・公立・私立の海員学校を作り、国民学校高等科を終えた子どもを教育し、船員としました。

そのため、戦没船員60,903人のうち、20歳未満の青年は19,046人、3割近くにのぼりました。

とりわけ、戦争末期の44年には修養期限を2カ月に短縮したため、着任間もなく撃沈されて亡くなった14歳の少年たちが987人もいます。

犠牲船員の年齢
年齢 人数 比率%
14歳 987 1.63
15歳 2,865 4.73
16歳 3,182 5.23
17歳 3,966 6.54
18歳 4,204 6.94
19歳 3,842 6.34
10代小計 19,046 31.43
20代 16,601 27.39
30代 13,188 21.76
40代 8,533 14.08
50歳以上 3,235 5.34
合計 60,603 100.00

*


「戦没した船と海員の資料館」は、神戸市中央区海岸通3丁目1-6の全日本海員組合関西地方支部の2階に開設されています。入館無料。開館日は月~金曜日の午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)。土日祝日は閉まっていますが10人以上の団体の場合は閲覧の相談に応じるとのこと。☎078-331-7588。

なお、海岸通の並びには、非核「神戸方式」を記念する「平和の美海(みみ)ちゃん像」や神戸華僑歴史博物館があります。また海岸ビル、商船三井ビルなど、壁面に機銃掃射の弾痕を残すビルもあります。


(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

大門みきし「元町のおもいで」 

大門議員(後列中央)を囲む青年たちと
(左から)森本・大前市議、きだ県議

6月7日、神戸元町で、きだ結県議、森本真、大前まさひろ神戸市議と「戦争法案」反対の街頭宣伝をしました。

わたしたちの前に同じ場所で、自民党の青年局が北朝鮮、中国の脅威を煽あおり、法案の必要性を訴えたので、わたしの演説では「北朝鮮や中国と日米が一戦交えるなど、外交的、経済的側面からいってもあり得ない」「『戦争法案』は日本周辺でなく、中東を第一の目的地として、アメリカの戦争に日本が参加することだ」と話しました。

*

ところで神戸元町は、わたしの青春の町でもあります。

はじめてアルバイトをした給料で、当時つき合っていた彼女にイヤリングをプレゼントしました。高価なものではないのですが、とても喜んでくれました。そのイヤリングを買った元町のアクセサリー店はいまはもうありません。

あの頃は今日より明日がよくなると思えました。

平和はずっと続くものだと思っていました。

街頭宣伝に参加してくれた若いひとたちと記念撮影をしながら、戦場なんか行かせない、もっと希望が持てて、恋もいっぱいできる、そんな世の中にしていこうね、と思いました。

(参院議員、参院選比例予定候補:活動地域=近畿2府4県)

(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

あらためて実感―原発はアカン:第33次福島ボランティア

金田峰生

第33次福島ボランティアは、川内村での活動でした。

除染で取り除いた土があちこちに積まれている

川内村は最初に(2012年4月)「帰村宣言」をした自治体です。

村長は、復旧・復興への槌音が村中に響いていると言いますが、私達がボランティアで草刈りをした集落は、30軒中15軒しか戻っていません。

仮設にいる被災者は、「まだ線量が高く、子どもを連れて帰れない」「富岡町や楢葉町が復興しておらず、不便さは否めない」「戻らない人が多い。寂しいし不安」など、戻るに戻れない事情が解消されていません。

私が確認した時、村内34カ所あるモニタリングポストのうち、9カ所で基準値(0.23µSv/h)を越えていました。

*

仮設住宅での避難生活が続いています。「居住制限地域(立ち入っても良いが、宿泊は不可)」では、地震で崩れた家屋がそのままになっています。原発事故があったために、復旧できないどころか、まったく手を付けられないのです。そして一度除染作業を行っても、また線量が上がることもあり、被災・事故から4年以上経った今でも将来の目途がまったく立ちません。

一方で、政府が原発再稼働と輸出に前のめりになっているもとで、賠償支払い打ち切り、戻らない住民切り捨てがやられています。

*

原発が事故を起こせば、自治体が消滅の危機に瀕し、多数の暮らしが根こそぎ失われ、それを元に戻すこと、取り戻す事はできないという現実が、そこにあります。

(日本共産党兵庫県委員会東日本大震災救援・復興闘争本部事務局長)

(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

東日本大震災救援バザーが5回目

被災者に思いよせ、息長く支援を続けたい



東日本大震災救援バザー実行委員会による「第5回救援バザー」が6月13日、日本共産党兵庫県委員会事務所を会場に開かれました。

実行委員会の呼びかけに、全県から山のように物品が提供され、準備をふくめて50人以上の女性がスタッフに、また準備や後片付けには青年や男性も力を発揮して、当日には300人を超える方が参加しました。

一人で抱えきれないほど買い上げる方もあり、ところ狭しと並べられた陶器・衣料品・子ども用品・雑貨・鞄・靴・食料品・家電・日用品などを品定めしていました。

3階には、ある著名な文化人の方から提供していただいたケーテ・コルヴイッツの版画(複製)の展示、2階では安武ひろ子元参議院議員の絵画展も開かれ、「戦争法が国会で審議されている時期に、とてもタイムリーな企画ですね」と喜ばれ、これも一人で何点も買って帰る方もでました。

商店街からも「いいことをやってくれますね」「盛況ですね、楽しみにしてましたよ」と声がかりました。「戦争法案を廃案に」の署名が69筆・パンフレットを6冊販売し、「しんぶん赤旗」読者も増えました。

参加したスタッフは、「福島の原発の廃炉の時期がさらに延期されるなど、いったん事故がおこると収束が不可能な原発はいらない。被災者のことを忘れないで、息長い支援をしていきたい」「原発も核兵器もなくし、戦争のない社会をつくるためにも、戦争法案を廃案にしなければ」との感想がだされていました。

*

実行委員会は11月19~21日の日程での「救援ツアー」も検討しています。

(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)

業者の命と健康守る助け合い:兵商連共済会が総会

兵商連共済会の第38回総会が6月7日、神戸国際会議場で開かれました。


共済会は、〝身体が資本〟の中小業者が、商売と暮らしを続けるため、命と健康を守る助け合いの運動として発展してきました。

*

各民商の集団検診では、前年度と比べ「異常なし」「要観察」「有所見健康(軽度の異常)」の合計が36%から29%へと7ポイント減り、健康悪化が進んでいることが明らかになっています。

また、昨年度、死亡弔慰金を支払った人で疾病が原因の場合、初診から死亡までの期間が24時間以内だった人が20%にのぼっています。滞納で正規の保険証が交付されていなかったり、治療費が高いなどの理由で、病院に行ったときには「手遅れ」という事例も少なくありません。

*

方針案はこうした現状をあげ、健診活動がいっそう重要になっていると指摘。昨年度の受診者が会員比18%に留まっていることから、「実行委員会をつくりビラも数回発行」(明石・受診者率44%)、「役員による会員訪問、電話などあらゆる手段でお誘い」(宝塚・76%)、「会館を借りて健診活動」(垂水・93%)の教訓に学ぼうと呼びかけています。

また、国保広域化など社会保障制度の学習交流会を毎年開くなどにとりくむこと、今年の保険業法「再々改定」、tppから自主共済を守るため、全商連に固く結集して機敏に運動に取り組むこと、未加入の民商会員・家族に訴えるなど、全民商が会員加入率80%を突破すること、加入者2万人を回復することなどが提起されました。

*

総会はこうした運動方針と、「『戦争する国』づくりを許さず、地域に根ざした民商運動、助け合いの理念に貫かれた共済運動の前進を」との特別決議を採択しました。

*


この総会では、日本共産党の堀内照文衆院議員が国会情勢を中心に講演を行いました。厚生労働委員会での質問時間が2倍になったことなど衆院選での躍進の成果や、派遣法改悪、戦争法案をめぐる論戦などを報告しました。

国保広域化については、保険料値上げを許さないため一般会計からの繰り入れなどによる軽減策を続けさせることなど市・町に対する運動が大切になると指摘しました。

また、大門みきし参院議員も来賓挨拶を行いました。

(2015年6月21日付「兵庫民報」掲載)