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2015年5月17日日曜日

NPT再検討会議成功に向けたニューヨーク行動に参加して(1)

わたしたちの運動が世界を動かしている

兵庫県代表団・団長  津川知久(兵庫労連)

被爆70年の年に開かれる第9回核不拡散条約(NPT)再検討会議を成功させようと兵庫から50人(全国1,056人)がニューヨークに集結しました。リンカーンが選挙演説をしたクーパーユニオン大学での国際平和地球会議(4月24・25日)、全世界・全米からも集まって1万人による市内パレード(26日)、日本原水協主催の国際シンポや労働・医療・自治体・女性など各分野の交流会(27・28日)、そして被団協のみなさんは国連ロビーでの原爆パネル展示などなど…さらにその合間をぬってマンハッタン各地での署名行動と、兵庫県代表はNYをわが庭のようにして飛び回り大奮闘しました。

地域・職場での取り組みが世界を動かしている

核兵器禁止署名633万筆の前に立つ津川さん
(タイムスタンプは日本時間)

明日からNPT再検討会議が開始されるというたいへん忙しいときに、その運営の中心を担うタウス・フェルーキ再検討会議議長とアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表が、パレードの集結地点に待ち構えてくれていました。日本・世界から集められた核兵器禁止署名633万筆を受け取るためでした。再検討会議の冒頭に寄せられた潘パン基ギ文ムン国連事務総長のメッセージでは「それらの署名はわれわれに、市民社会が力強い希望と期待を持っていることを示してくれた。軍縮のチャンピオンに感謝」と紹介されました。

再検討会議での各国代表の演説を傍聴しました。傍聴席の自動翻訳機には日本語が入っていないので内容がほとんど理解できなかったのですが、それでも気づいたのが「ヒロシマ・ナガサキ」を語る人の多かったこと。被爆70年。日本の運動が果たしている役割の大事さと大きさを実感しました。

孤立しているのは核抑止力に固執する核保有国、そして日本政府

原水協代表が国連近くの日本代表部を訪れ、唯一の被爆国として核兵器廃絶のイニシアチブを強く求めたのに「今すぐ核兵器禁止条約の交渉をしろといっても保有国・周辺国は入らない」との返事。その返事をした佐野利男軍縮大使は会議場では鞄を机の上に置きっぱなしで資料を出そうともしない。他国の発言そっちのけでスマートホンの画面に見入っていました。



(2015年5月17日付「兵庫民報」掲載)

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