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2015年5月24日日曜日

戦後70年を日中戦争の視点で考える:日中友好協会加古川


日中友好協会加古川支部は4月29日、市内で協会創立65周年を記念して、支部第12回定期総会と公開学習講演会を開催しあわせて30人が参加しました。

学習講演会は「戦後70年を日中戦争の視点で考えよう」をテーマに行われました。

第1部では昨年2度にわたり協会員が湖南省を現地調査し、研究者と事件被害者から聞いた証言と記録にもとづき、上田雅美県連事務局長が映像で報告しました。「廠窖(しょうこう)虐殺事件」は、日本軍により太平洋戦争期、中国最大の3万人余が虐殺されたとされるもの。県内での報告会でも大きな話題となり、週刊誌で2度も報道され反響が広がっています。

小田文雄さん

第2部では、元中支派遣軍20軍(主計曹長)兵士であった織田文雄さんが(95歳=3田市在住)、中国での体験を講演しました。織田さんは「1940年安徽省に上陸後、湖北省、湖南省と各地を侵攻、激戦を幸いに生き抜いて転戦、長沙で敗戦武装解除。捕虜となった時、日本軍の侵してきた行為から、死刑か重労働20年以上も覚悟したが、思いがけず、帰国するまで統率のとれた生活ができ、長沙ではさんざん攻撃した現地農民の方に世話になり、帰国の時は手を振って見送ってもらった。平時ではみんな同じ人間です。絶対に戦争にしてはならない」との言葉に参加者は感銘を受けました。

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学習講演会に先立ち第12回総会を開催。「戦後70年」にあたって「不再戦平和活動」を基本に、中国現代史研究会の発足や、日中相互理解をすすめる力となる「中国検定」など諸活動の中で「仲間づくり」を重視する方針をきめました。また、前田清支部長、高原事務局長など諸役員を再任しました。(前田清)

(2015年5月24日付「兵庫民報」掲載)

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