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2015年4月12日日曜日

借り上げ復興住宅:URは借上期限を理由とせず

延長求める借上弁護団の通知書に回答


ことし9月に借り上げ期間満了となり、西宮市が入居者に転居を迫っている借り上げ復興公営住宅シティハイツ西宮北口(24戸)について、URは借り上げ期限20年を理由に返還を求めていないことが借上住宅復興住宅弁護団への回答で明らかになりました。

シティハイツ西宮北口の入居者7世帯の代理人として同弁護団がURに送っていた、借り上げ期間延長を求める通知書に対し、URは3月23日付で回答し、「借上期間満了後の取扱いについては、借主である各地方自治体の方針に沿って個別の対応を行って」おり、「西宮市が借主であるシティハイツ西宮北口についても、同市の方針に沿って協議をすすめている」と述べています。

同弁護団は3月31日、記者会見をひらき、この回答を公表。▽シティハイツ西宮北口についてURは借り上げ契約の期限20年を理由に返還を求めていないこと▽西宮市の退去方針は、同市が借り上げ期間の延長をしないとしたためであることを解明。URが、神戸市の借り上げ住宅については買い取りや、期間延長による戸別借り上げ(ばら借り)を了承、県の借り上げ住宅についても期間延長による戸別借り上げを了承していることをあげ、シティハイツ西宮北口でも、西宮市の方針転換でURとの借り上げ契約の期間延長(ばら借り)は可能であると指摘しました。

また、記者会見ではシティハイツ西宮北口で継続入居を希望しているのは20数世帯であることも明らかにしました。

今後、①URに対しては、借り上げ契約期間延長を申し入れる②西宮市に対しては、URが返還を求めておらず、西宮市の方針次第でばら借りによる継続入居も可能な状況を入居者に説明せず、逆に返還期限までに返還しなければ損害等を請求すると説明し、退去を求めることは、転貸人としての説明義務に照らし、適切ではないとして、撤回することを求めていくことを表明しました。

(2015年4月12日付「兵庫民報」掲載)

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