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2015年4月12日日曜日

観感楽学

18歳選挙権が注目を受けている。「憲法改定の国民投票のため」との動機は不当だが、その年齢の高校生も注目の的だ▼4月27日に開会するNPT(核不拡散条約)再検討会議への兵庫県代表団には高校生含む6人の青年も加わる。5年前には5人の高校生が自分の高校での署名の訴え、アメリカの高校生への平和メッセージ集めなどして参加した。帰国後の報告活動も引っ張りだこで清新な感性の報告は評判だった▼これまで第五福竜丸の被災だけに焦点があてられがちだったビキニ事件で、国が隠す1,000隻を越す被災船の存在を暴き、60年ぶりに資料公開させたのは高知県の高校生たちの地道な調査、聞き取り運動の成果だった▼兵庫県被爆者の会が結成35周年(1989年)に制作した被爆証言映画『生命ある限り』では、西播地域の平和ゼミナールの高校生たちが県下の被爆者を訪問、交流する姿が収録されている▼平和ゼミナールのスローガンは「足もとから平和と青春を見つめよう」。憲法と現実の矛盾に目をむけ、自分の頭で考え、それを社会にむけてアピールしていく高校生の自主的な平和学習活動を通して平和と人権、民主主義の担い手になってほしい。 (K)

(2015年4月12日付「兵庫民報」掲載)

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