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2015年4月5日日曜日

神戸市、憲法集会 後援せず:「政治的理由による」、担当課長判断


ことしの「神戸憲法集会」は〝戦後70年、日本国憲法のねうちを学ぶ〟をテーマに開催されます(5月2日午後1時30分、神戸芸術センター)。主催は同実行委員会で神戸市内9区の憲法地域センターなどが協賛しています。

実行委員会は、昨年末からこの催しに神戸市と同教育委員会に後援を求めていました。ところが2月になって、神戸市・同教育委はこの集会への後援申請の不承認を通告してきました。

3月26日、実行委員会から和田進・津川知久・上脇博之の代表ら6人が神戸市行財政局に、「なぜ後援を拒否したのか」の理由説明を求めました。約1時間にわたり「総合的判断」しか言わなかった神戸市当局に対し、「後援を承諾するため決めている4つの条件」のひとつずつを詰めていったところ、「政治的理由による」が浮かび上がりました。また、実際に「後援拒否」したのは、「神戸憲法集会」1件だけであることが明らかになりました。さらに、当局は、「この判断は上の指示ではなく担当部局の課長である私の判断」だとも言い切りました。

昨年の憲法集会で講演された内田樹教授は近著で「市や市教委は政治的中立への配慮で無く、現政権に配慮しているだけ。〝たぶん、上の人はそう思っているのだろう〟で判断し、〝上の人〟はそんな指示を出さないから、誰も責任は取らない」と語り、時の政権の意向を忖そん度たくする政治行政機構を批判しています。

実行委員会は神戸市の「態度変更」は、安倍自公政権の暴走に「萎縮」したのではないかと考えざるを得ないとし、公務員の憲法尊重・擁護義務を定めた憲法99条の立場に戻るよう引き続き求めていきます。(速水二郎=憲法共同センター)


神戸憲法集会/5月2日(土)13時30分/神戸芸術センター2階芸術劇場/講演1「日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊」半田滋(東京新聞論説兼編集委員)/講演2「沖縄から見る日本の民主主義の現状と課題」前泊博盛(沖縄国際大学経済学部教授)/☎078‐351‐0677(憲法会議)



播磨地域では5月3日に憲法集会が開かれます。


第37回憲法を守るはりま集会/5月3日(日・祝)13時/姫路市文化センター小ホール/講演「安倍版ニュースピークにご用心」池田香代子(平和運動家・ドイツ文学者)/憲法を歌う:合唱団「希望」/入場無料/☎079‐222‐0684(姫路総合法律事務所)


(2015年4月5日付「兵庫民報」掲載)

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