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2015年4月19日日曜日

沖縄で見てきた現実伝えたい:関西学院大学の学生たちが自主上映

今年の春休み、沖縄の辺野古へ行った関西学院大学の学生たちが「この現実をより多くの学生に伝えたい」と映画『標的の村』上映会を計画しています。


4回生のAさんは高校生のときに修学旅行で沖縄へ行きました。その時に戦争体験や基地問題について話を聞いて学び、「自分も何かしなきゃいけない。これ以上沖縄への加害者になりたくない」と思いました。

大学入学後も沖縄へ足を運び、平和学習やフィールドワークを重ねてきました。その中で、辺野古への新基地建設の強行が安倍政権によってすすめられるのを目の当たりにします。「何度も選挙で民意を示してきた。それなのに力づくで基地建設を強行しようとしているのをみて、最後は体を張ってでも止めないといけないと思った」と、春休みの2週間、辺野古へ行き、反対行動に参加しました。


同じく4回生のBさんも、この春休みに辺野古へ行きました。高圧的な海保や警察をみてびっくりしたというBさん。「自分にできることは何かと考えたら、この現実を身近な人たちに伝えることだと思った」と話します。

AさんとBさんは、「現地に行って感じたのは、本土にいる私たちこそ問われているということ。今沖縄で起こっている現実をより多くの人に知らせて、いっしょに考えたい」「どうすれば多くの人に伝えられるか」と相談。「映画『標的の村』なら今沖縄で起こっていることについて分かりやすいし、伝えやすい」と上映会を準備することになりました。


3回生のCくんも今年の春、辺野古へ行ってきました。行くまでは「ニュースでしか知らなかった」というCくん。現地では、国道事務所職員が米軍からの要請でこれまでゲート前だった国道との境界線をより外側の位置にラインを引こうとしたのに対し、抗議行動のリーダーが「根拠はなにか」と冷静に問いつめ、その日の工事を断念させた現場に居合わせ、「冷静に理論的に話をして帰らせた。正しいことを言っているのは強い」と思いました。

「行く前までは、沖縄のことを本当に何も知らなかったけど、これだけ大変な状況があることを知った。心をひとつにして自分にできることを考えたい」、そう思っていたとき、映画上映会の話が持ちかけられました。


現在は学生有志6名で映画上映会の実行委員会をつくり、「映画上映とあわせて、辺野古に行った学生による報告も入れよう」「参加してくれた方には、今後いっしょにできることも考えたいね」と相談がすすめられています。


案内のページ:
http://kg-hyotekinomura.tumblr.com/
上映費用カンパのページ:
https://readyfor.jp/projects/hyoutekinomura

開催日:5月20日(水)
会場:関西学院大学生協イベントルーム
   (学生会館地下1階・食堂BIG PAPA横)
プログラム:
【第1部】
12:50 開場
13:10 映画上映・辺野古に行った学生の報告
15:00 終了

【第2部】
18:30 開場
18:40 映画上映・辺野古に行った学生の報告
20:00 終了


映画『標的の村』
2012年9月29日、普天間基地へのオスプレイ強硬配備の前夜、台風17号の暴風の中、市民が基地ゲート前に身を投げ出し、車を並べ、22時間にわたって基地を完全封鎖。その一部始終を記録したドキュメンタリー映画。監督:三上智恵/制作:琉球朝日放送/2013年
公式サイト→ http://www.hyoteki.com/

(2015年4月19日付「兵庫民報」掲載)

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