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2015年4月26日日曜日

堀内議員が保育所改修・耐震化予算増額を要求

改修・耐震化予算の不足が民間保育所廃止・待機児童の一因に


堀内照文衆院議員は4月7日、衆院厚生労働委員会で質問に立ちました。厚生労働省関係の独立行政法人にかかわる法案への質問とともに、その問題に付随する問題とあわせて、前回おこなった保育についての質問に関連して、保育所老朽化問題をとりあげました。

堀内氏は、「保活」を特集した雑誌から、「まだ育休中にもかかわらず生後3カ月で預けなければならない」「病院のベッドから保活。認可外に20万円以上の負担」「復職が遅れたらアウト。第10希望にすべりこみ」「電話すらつながらない。もう引っ越すしかない」など保育所不足に対する切実な声を紹介。その一方で、施設の老朽化によって廃止する園もあることをあげたうえで、神戸市西区の枝吉保育所の改築問題をとりあげ、保育所の改修・改築のための予算が少なすぎることを提起しました。

堀内氏は、「本来、保育所等整備交付金をうけ事業所の負担は4分の1ですむ」と基本的なことを確認。

そのうえで枝吉保育所では、2009年の民間移管に際し、建物診断を行ったところ、屋根、外壁、保育室、事務室、通気、給水、排水、衛生器具が軒並み早期補修が必要であることが判明。2014年に一部改修にふみきりました。

そのときにかかった費用は総額1億3,000万円。しかし神戸市の補助制度で受けた援助はたったの1,000万円。神戸市の場合は、待機児童解消や新規建設が優先され、財源不足で老朽化施設対策には上限がもうけられていることもあげ、「9割以上が自己負担になっている。枝吉保育所は、銀行から融資をうけているが、資金が足りず、改修も半分でとまったまま。保育所整備とは、別枠で改修や耐震化のための予算の抜本的増額が必要ではないか」と主張しました。

これに対し、厚労大臣は、「544億で必要な予算を確保している。各自治体における取り組み姿勢が重要。このとりくみを強力に促し、支援をしていきたい」と答弁しました。

堀内氏は「老朽化のための改修、耐震化の予算が少ないことが、保育所廃止の一因にもなっている。これでは、待機児童対策とは言えない。予算の抜本的増額を求める」と迫りました。


現場の実態からのていねいな論戦

枝吉保育所 前田千代

今回の堀内議員の質問で、全国的に公立施設の老朽化が問題になっている中、枝吉保育所がかかえる問題が国会の場で明らかになりました。保育所の問題だけでなく、福祉施設がかかえる問題を現場の実態から、ていねいに論戦を繰り広げる堀内議員の姿に、運動への励みと現場からもしっかり訴えなければ、と身の引き締まる思いでした。

公立保育所の改修計画や、住宅との合築での改修問題、民間施設の改修の財源など、子どもの安全を守る公的施設として問題は深刻です。枝吉保育所の改修も全面改修には、至っていません。今後も引き続き国会での論戦を後押しできるよう現場から発信していきます。


(2015年4月26日付「兵庫民報」掲載)

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