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2015年4月12日日曜日

「憲法9条の会かさい」結成:北播全市町に9条の会

3月28日、加西市民会館の視聴覚室で、加西市に「9条の会」が誕生しました。85人の参加で会場は熱気にあふれました。

最初に準備会から挨拶と経過報告があり、文化行事としてギターの弾き語りを楽しみました。学習会では、県立北条高校教諭で北はりま教育9条の会事務局長の稲次寛氏が「平和のバトンをつないでいこう」と題して講演しました。

講演する稲次氏

稲次氏は最初に自作の「砂漠の嵐」を、教え子でもある赤松弘基高教組青年部長の演奏で歌って雰囲気を和ませてから、スライドで資料を映しながら、講演を進めました。

これまでの憲法教育を振り返って、「地域にねざすこと」が大切だとし、北条町の戦没地別資料や年代別の資料からアジア太平洋戦争を考えることや、「鶉野飛行場跡」見学などの実践を紹介しました。

また、「本物に出会うこと」の大切さを、沖縄修学旅行、小森陽一氏の北条高校での講演、東北の被災地訪問を例に話しました。

高教組が高校生に配布したビラ

さらに、教職員組合運動の一環として、青年教職員への働きかけや、高校生への集団的自衛権の学習チラシの配布、自治体キャラバンなどに取り組んだこと、それが太子町議会の「集団的自衛権関連法案を拙速に国会に提出しないこと」を国に求める意見書採択につながったことを報告し、これからも「教え子を再び戦場に送らない」という一点で共闘していきたいと決意を表明しました。

18歳選挙権に向け、本当の主権者教育の大切さが問われていると強調し、沖縄のたたかいに学びながら、憲法9条を守りいかす運動を続けたい、若者とこれからもつながって、平和のバトン=日本国憲法を渡していきたいと語りました。

「憲法9条の会かさい」結成で、北播磨地域ではすべての市町に「9条の会」ができました。日本国憲法が岐路に立たされている今こそ、各市町の「9条の会」をさらに大きくして、憲法が輝く社会をめざして頑張ろう、との決意を参加者は固めました。

(2015年4月12日付「兵庫民報」掲載)

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